基板の装着

1. Hilscher製DeviceNet基板のアドレスのロータリースイッチを設定します。
   Epson RC+ 8.0がインストールされたパソコンには、フィールドバス基板は、1枚インストールが可能です。スロット番号は、"使用しない(0)"を設定してください。設定は、以下の表を参照してください。

   スロット番号	ロータリースイッチ位置
   使用しない	0
   スロット番号1	1
   スロット番号9	9

2. Epson RC+ 8.0をインストールしたパソコンのPCIバス、またはPCI Expressバスに、Hilscher製DeviceNet基板を取りつけます。
   パソコン本体の種類によって、カバーの開け方やPCIバス/PCI ExpressバスへのHilscher製DeviceNet基板の取りつけ方法が異なります。パソコン本体のマニュアルに掲載されているPCI/PCI Express基板の取りつけ方法の説明を参照してください。

3. Hilscher製DeviceNet基板を、DeviceNetネットワークに接続します。

4. マスターとスレーブを以下の表の設定にする例を説明します。

   設定項目	値
   マスターMACID	0
   スレーブMACID	1
   ボーレート	500 kbps
   スレーブ 入力バイト数	20 バイト
   スレーブ 出力バイト数	20 バイト

5. パソコンを起動します。

6. スタートメニュー - [SYCON.net (opens new window)]を選択し、実行します。

   

7. SYCON.netの管理者パスワードを設定します。
   [OK]をクリックします。
   管理者パスワードは、忘れないように注意してください。

   

8. SYCON.net (opens new window) が起動します。
   [netDevice]-右側のDevice Catalogリスト-[CIFX DN/DNM]をクリックします。

   

スレーブEDSファイルの読込み

9. [Network] - [Import Device Descriptions…]をクリックします。

   

10. [Import Device Description] ダイアログが開きます。
    [ファイルの種類]から「DeviceNet EDS」を選択してください。
    各機器メーカーから提供されているEDSファイルを選択し、[開く(O)]をクリックします。

    

11. 次のメッセージが表示されます。
    [はい(Y)]をクリックします。EDSファイルが取り込まれます。

    

マスターアイコンの追加

12. SYCON.netアプリケーションソフトウェア-[netDevice]-右側のDevice Catalogリスト-[DeviceNet] - [Master] - [CIFX DN/DNM]をクリックします。

    

13. [CIFX DN/DNM]を[netDevice] - 左側の太線上にドラック&ドロップします。

    

14. Hilscher製DeviceNet基板を示す "CIFX_DX_DNM"アイコンが接続されます。

    

スレーブアイコンの追加

15. SYCON.netアプリケーションソフトウェア - [netDevice] - 右側のDevice Catalogリスト-[DeviceNet] - [Slave] - スレーブ機器を選択します。
    DeviceNetスレーブモジュールの場合

    

16. 選択したスレーブ機器を、[netDevice] - 左側のマスターアイコンから伸びている太線上にドラック&ドロップします。

    

17. DeviceNet Slaveが接続されアイコンが表示されます。

    

マスター側の設定

18. [netDevice] - [CIFX_DN_DNM]アイコンを右クリックし、[Configuration…]をクリックします。

    

19. [Configuration]ダイアログが表示されます。
    [Settings] - [Device Assignment]タブを選択します。
    装着した[CIFX 50E-DN]チェックボックスをチェックし、[Apply]をクリックします。

    

20. [Settings] - [Driver] - [Firmware Download]を選択します。
    [Browse…]をクリックします。

21. Communication-Solutions DVDの[Firmware,_EDS,_Examples,_Webpages\Firmware_&_EDS\COMSOL-DNM V2.4.0.4\COMSOL-DNM V2.4.0.4\Firmware\cifX]フォルダーを表示します。
    [C0206000.nxf]を選択します。
    [開く(O)]をクリックします。

    

22. [Name]が"DeviceNet Master for CIFX"であることを確認します。
    [Download]をクリックします。

    

23. [はい(Y)]をクリックします。

    

    ファームウェアのダウンロードが実行されます。

    

24. [Configuration] - [Bus Parameters]タブを選択します。
    マスター側の[MAC ID]と、[Baud Rate]を選択します。
    [Apply]をクリックします。

    

25. [Configuration] - [MAC ID Tables]タブを選択します。
    スレーブ側の[MAC ID]を入力します。
    [OK]をクリックします。

    

26. [Configuration]ダイアログを閉じます。

スレーブ側の設定

27. [netDevice] - [EPSON TSERIES…]アイコンを右クリックします。
    [Configuration…]を選択します。

    

28. [Configuration]ダイアログが表示されます。

29. [Configuration] - [General]タブを選択します。

30. お使いのスレーブ機器に応じて、UCMMのチェックとGroupを設定します。

    

31. [Configuration] - [Connection] - [Poll]タブを選択します。

32. スレーブ側の設定を入力し、[OK]をクリックします。

    

    Poll connection configuration

    項目	状態
    Consumption	チェック
    Consumption - Size	20
    Consumption - Connection Path	User Defined Consumption Data
    Production	チェック
    Production - Size	20
    Production - Connection Path	User Defined Production Data

33. [Configuration]ダイアログを閉じます。

マスター基板へのダウンロード

34. [netDevice] - [CIFX_DN_DNM]アイコンを右クリックします。
    [Download]を選択します。

    

    これにより、"マスター側設定"と"スレーブ側設定"がDeviceNetマスター基板にダウンロードされます。

接続診断

35. [netDevice] - [CIFX_DN_DNM]アイコンを右クリックします。
    [Diagnosis…]を選択します。

    

36. [Diagnosis]ダイアログが表示されます。
    [Diagnosis] - [General Diagnosis]を選択します。
    [Device status] - [Communication]が緑点灯になることを確認します。

37. [Diagnosis] ダイアログを閉じます。

38. [File] - [Save]を選択します。

39. [名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。
    [ファイル名]を入力し、[保存]をクリックします。
    設定変更が保存されます。

    

RC+向け構成ファイル(.csv)をエクスポートする

40. [netDevice] - [CIFX_DN_DNM]アイコンを右クリックします。
    [Additional Functions] - [Export] - [CSV…]をクリックします。

    

41. CSVファイルをファイルに保存します。
    エクスポートしたCSVファイルは、以下で使用します。
    Epson RC+ 8.0の設定

    

以上でSYCON.netによる設定は完了です。SYCON.netを終了してください。

キーポイント

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Windowsで、フィールドバスマスター基板が認識されないなどの問題がある場合は、以下を参照してください。

Windowsで高速スタートアップを無効にする方法