I/Oノードの仕様
Outポートも含めたすべてのI/Oは、本システムではReadOnlyです。
対象
対応するI/Oポートは、以下のとおりです。
| I/O種別 | 8.0.0未満対応 | 8.0.0以降対応 |
|---|---|---|
| 標準I/O | ✓ | ✓ |
| 拡張I/O | ✓ | ✓ |
| フィールドバス スレーブI/O | ✓ | |
| フィールドバス マスターI/O | ✓ | |
| メモリーI/O | ✓ | |
| ドライブユニットI/O | ✓ |
CS Robotics Part1との関係
I/Oノードは、CS Robotics Part1 Ver.1.00のアドレススペースにおいて、Componentsノード以下の [ComponentIdentifier]の1つとして配置します。
IOSystemType ObjectType 定義
概要
IOSystemTypeは、コントローラーに搭載されているI/Oシステムを示します。
コントローラーが搭載しているI/Oシステムの種類ごとに本Typeをインスタンス化します。
ObjectType 定義
IOSystemTypeの定義は、以下のとおりです。
| Attribute | Value |
|---|---|
| BrowseName | IOSystemType |
| IsAbstract | FALSE |
| References | Node Class | BrowseName | DataType | TypeDefinition | Modelling Rule |
|---|---|---|---|---|---|
| Subtype of the ComponentType defined in OPC Unified Architecture for Devices (DI) | |||||
| HasComponent | Object | [IOSignalsIdentifier] | - | Epson: IOSignalsType | MandatoryPlaceholder |
ObjectType 説明
Object [IOSignalsIdentifier]
[IOSignalsIdentifier]は、I/Oシステムが1つ以上のI/Oポートを含むことを示しており、IOSignalsTypeインスタンスにより表現されます。
IOSignalsType ObjectType 定義
概要
IOSignalsTypeは、複数のI/O信号を含むI/Oポートを示しており、I/O信号を表すVariableノードをまとめるコンテナとして機能します。In/OutなどI/O信号の種類ごとに、本Typeをインスタンス化します。
ObjectType 定義
IOSignalsTypeの定義は、以下のとおりです。
| Attribute | Value |
|---|---|
| BrowseName | IOSignalsType |
| IsAbstract | FALSE |
| References | Node Class | BrowseName | DataType | TypeDefinition | Modelling Rule |
|---|---|---|---|---|---|
| Subtype of the FolderType defined in OPC Unified Architecture | |||||
| HasComponent | Variable | [IOBitIdentifier] | Boolean | BaseDataVariableType | OptionalPlaceholder |
| HasComponent | Variable | [IOByteIdentifier] | Byte | BaseDataVariableType | OptionalPlaceholder |
ObjectType 説明
Variable [IOBitIdentifier]
[IOBitIdentifier]は、I/Oポートが複数のI/O信号を含むことを示しており、I/O信号のbitごとに本Variableノードが存在します。
Value=TRUEはI/O信号がON、FALSEはI/O信号のOFFを意味しています。
Variable [IOByteIdentifier]
[IOByteIdentifier]は、[IOBitIdentifier]と同様、I/Oポートが複数のI/O信号を含むことを示しており、I/O信号のbyteごとに本Variableノードが存在します。Valueの値を2進数のビット列に変換した際に、1になっているビットの番号 (0~)のポートがI/O信号のON、0になっているポートがI/O信号のOFFを意味しています。
Variable [IOWordIdentifier]
[IOWordIdentifier]は、[IOByteIdentifier、[IOBitIdentifier]と同様、I/Oポートが複数のI/O信号を含むことを示しており、I/O信号のwordごとに本Variableノードが存在します。Valueの値を2進数のビット列に変換した際に、1になっているビットの番号(0~)のポートがI/O信号のON、0になっているポートがI/O信号のOFFを意味しています。
アドレススペースの例
上記のノードの定義に従い、ノードをインスタンス化したアドレススペースの例は以下のとおりです。