ハードウェア
同梱品の確認
Part Feedingオプションは、ご注文頂いた内容により、以下の品物を同梱して納入します。到着後すぐに、不足品がないかご確認ください。また、破損がないかご確認ください。
- Part Feeding ライセンス (別送の場合あり)
- フィーダー本体、バックライト(組み込み)
- プラットフォーム
- フィーダー電源ケーブル
- イーサネットケーブル
以下はオプション品です。
- ホッパー
- ホッパーコントローラー (ホッパー (Gen.1)用)
- ホッパー付属ケーブル
- その他 オプション品
システム構成
構成例
Part Feedingオプションを使用したシステムの構成例を以下に示します。
フィーダーIF-80にはビルトインホッパーが付属します。
フィーダーは、1台のコントローラーに4台まで設置可能です。T/VTシリーズは、同時に制御できるフィーダー数は2台までとなります。
マルチパーツ動作の場合、マニピュレーターは、1台のフィーダーにつき2台まで設置可能です。
イーサネットは、イーサネットハブを使用して接続してください。以下のビジョンシステムを使用してください。
コンパクトビジョン CV2シリーズ | CV2-HA/SA (ファームウエア Ver.3.0.0.0以降) |
CV2-HB/SB/LB (ファームウエア Ver.3.2.0.0以降) | |
PCビジョンPV1 |
CV1およびCV2-S/H/Lには、対応していません。
他社ビジョンには、対応していません。
構成の選定に関する考慮事項
- Part Feedingオプションで使用可能なマニピュレーターは、スカラ型、および6軸型ロボットです。X5 シリーズ、PGには、対応していません。
- PVを使用する場合、フィーダーの通信とカメラの通信を、同一のネットワークポートで行わないようにしてください。フィーダーの通信とカメラの通信が同時に発生した場合、撮像、またはフィーダーの動作に支障をきたす場合があります。PCにネットワークカードを増設するか、マルチポートのネットワークカードを使用し、カメラとネットワークポートを直接接続してください。
- フィーダーの仕様上、1台のフィーダーに、複数のロボットコントローラーから接続してもエラーは発生しません。ネットワークの設定を行うとき、IPアドレスの割りあてに注意し、1台のフィーダーに、複数のロボットコントローラーを接続しないようにしてください。
- ホッパーは、1台のフィーダーに2台まで設置可能です。
- シミュレーター上で、フィーダーおよびホッパーのCADデータを表示させることができます。CADデータファイルは以下のフォルダーにあります。
C:\EpsonRC80\Simulator\CAD\PartFeeder
カメラレンズの選定
光学選定ツールを用いて、視野、ワーキングディスタンスからレンズ、エクステンションチューブの厚みを選定します。
Epson RC+ 8.0メニュー - [セットアップ] - [システム設定] - [ビジョン] - [カメラ] - [光学選定ツール]から、光学選定ツールを起動できます。
詳細は、以下を参照してください。
"Vision Guide 8.0 ハードウェア&セットアップ編 - セットアップ編 - 光学選定機能"
設置, 調整
マニピュレーターとコントローラー
マニピュレーターの取りつけに関しては、各マニピュレーターのマニュアルを参照してください。特に、ロボットシステム安全マニュアルにしたがって、安全に留意して設置してください。
ハンドは、お客様が製作、または購入してください。コントローラーの設置については、コントローラーのマニュアルを参照してください。
カメラ, レンズ
フィーダープラットフォーム全体が見渡せるように、下向きにカメラを設置します。
カメラは下向き固定を推奨します。モバイルカメラも可能です。
記号 | 項目 |
---|---|
a | カメラ (下向き固定) |
b | プレース位置 |
c | プラットフォーム |
d | フィーダー |
フィーダーの長手方向と、カメラ視野(下図の緑色枠)の水平方向とを合わせる必要があります。このようにしないと、Part Feedingシステムが正しく動きません。フィーダーの向きは、左右いずれも可能です。
良い例
悪い例
モバイルカメラの場合も、上図のように、プラットフォームの長手方向と、カメラ視野の水平方向とが合う位置をティーチング(ポイントデータを作成)し、撮像位置とします。
カメラでパーツを撮像したとき、下図のように、パーツがはっきりと認識でき、プラットフォーム面の明るさが均一になるように、レンズのピントおよび絞りを調整します。
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