ビジョンシーケンスを作成する

2つのビジョンシーケンスを作成します。
パーツ検出用とは別に、フィーダーキャリブレーション用のビジョンシーケンスも作成してください。

パーツ検出用ビジョンシーケンスの作成

パーツを検出するためのビジョンシーケンスを作成します。

  1. [Vision Guide]ボタンをクリックし、ビジョンガイド画面を表示します。

  2. パーツを1つフィーダー上に置きます。

  3. ビジョンシーケンスを1つ新規作成します。以下のとおりプロパティーを設定します。

プロパティー 設定方法
Name 任意の名前を設定します。(例: VS_Part1)
Calibration ビジョンキャリブレーションを設定します。
ExposureTime

以下に注意して設定します。

- パーツがはっきり識別できること

- プラットフォーム周囲と中央の輝度が、おおむね等しいこと

  1. Blobオブジェクトを1つ追加します。以下のとおりプロパティーを設定します。
プロパティー 設定方法
SearchWindow

プラットフォーム全体を検出エリアに設定します。

NumberToFind “All”に設定します。
MaxArea パーツの面積値の1.3倍程度に設定します。
MinArea パーツの面積値の0.7倍程度に設定します。
ThresholdHigh パーツを確実に検出できるように設定します。プラットフォームの周辺の暗い部分を誤検出しないように設定します。

ヒント


パーツが正しく検出されない場合は、これ以外のプロパティーや、ビジョンシーケンスのプロパティーも再調整してください。

  1. 設定が終わったら、[Run]ボタンをクリックし、パーツが正しく認識できること、背景を誤検出していないことを確認します。
  2. 設定が終わったら、Vision Guideメニュー - [File] - [Save]ボタンをクリックします。設定が保存されます。

ヒント


パーツ検出用ビジョンシーケンスの作成詳細は、以下を参照してください。

ビジョンキャリブレーション

フィーダーキャリブレーション用ビジョンシーケンスの作成

  1. ビジョンシーケンスを1つ新規作成します。以下のとおりプロパティーを設定します。
プロパティー 設定方法
Name 任意の名前を設定します。(例: VS_Part1_Cal)
Calibration ビジョンキャリブレーションを設定します。
ExposureTime パーツがはっきり識別できるように設定します。
  1. Blobオブジェクトを1つ追加します。以下のとおりプロパティーを設定します。

プロパティー 設定方法
SearchWindow

プラットフォーム全体を検出エリアに設定します。

MaxArea デフォルト値のままとします。
MinArea

パーツ面積のおよそ0.9倍の値とします。 パーツ面積は以下の手順で調べます。

1. フィーダーのバックライトを点灯させる

2. プラットフォーム上に、重ならないようにパーツを数個置く

3. ビジョンシーケンスを実行する

4. BlobのリザルトのAreaの平均値をパーツ面積とする

NumberToFind “All”に設定します。
ThresholdHigh パーツを確実に検出できるように設定します。プラットフォームの周辺の暗い部分を誤検出しないように設定します。

ヒント


パーツが正しく検出されない場合は、これ以外のプロパティーや、ビジョンシーケンスのプロパティーも再調整してください。

フィーダー上に、暗い部分や汚れなど、検出したくない部分がある場合は、「検出マスク」を利用すると検出対象から除外することができます。詳細は、以下を参照してください。

プログラム例 8.3

  1. 設定が終わったら、[Run]ボタンをクリックし、パーツが正しく認識できること、背景を誤検出していないことを確認します。
  2. 設定が終わったら、Vision Guideメニュー - [File] - [Save]ボタンをクリックします。設定が保存されます。
  3. Vision Guide画面を閉じます。

ヒント


フィーダーキャリブレーション用ビジョンシーケンスの作成の詳細は、以下を参照してください。

ビジョンキャリブレーション