フィーダー, ホッパー
フィーダーとホッパーの取りつけは、以下の点に注意してください。
- 水平面に設置する。
- 剛性の高い台座に設置する。
- ボルトでしっかり固定する。
水平でない場所に取りつけたり、剛性の低い台座へ取りつけると、パーツの分散が偏ったり、パーツが十分に分散しなくなったりして、ピックできるパーツが減少し、サイクルタイムが低下します。取りつけの詳細は、以下の各フィーダーマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 オプション Part Feeding 8.0 IF-***編 - 環境と設置"
***: フィーダー機種名 (IF-80または、IF-240または、IF-380, IF-530)
ホッパーは水平面に設置します。剛性の高い台座に、ボルトでしっかりと固定します。ホッパーのプラットフォームへのはみ出しは最小限にとどめてください。プラットフォーム面をなるべく広くとることで、ピックできるパーツが増え、サイクルタイムが向上します。取りつけの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 オプション Part Feeding 8.0 Hopper編"
フィーダーとホッパーの位置関係について、フィーダー上のパーツの投入位置が、プレース位置の対向側になるようにホッパーを配置します。次図の赤で網掛けした領域にパーツを投入するようにします。このように配置すると、Part Feedingオプションの並行給材機能が利用でき、システムのサイクルタイムを向上させることができます。
配置例1
a | プレース位置 |
b | フィーダー |
c | ホッパー |
配置例2
a | プレース位置 |
b | フィーダー |
c | ホッパー |
ホッパー給材中に、ロボットがパーツをピックしている領域にパーツが転がり込むと、パーツのピックに悪影響が出ます。
これを防止するために、以下のようにホッパーを配置すると効果がある場合があります。
配置例3
a | プレース位置 |
b | フィーダー |
c | ホッパー |
ホッパーからパーツを適切に投入するときに、適切な数を、適切な位置へ投入できることが重要です。このために、ホッパーに以下のような追加加工を行うことを検討してください。
- ホッパーの途中に、パーツの流量を調整するためのダム機構を設けること
- ホッパーの出口に、パーツの排出位置を規制するためのガイドを設けること
電気的配線
電源供給の注意点
ロボットコントローラー, CV2, フィーダー, ホッパーへの電源供給の注意点を説明します。
「JIS B 9960-1(IEC 60204-1)機械類の安全性-機械の電気装置- 5.1入力電源導体の接続」にしたがい、お客様が設計する機械の電気装置は単一の電源に接続するようにしてください。入力電源と異なる電源を装置の特定部分 (例えば、フィーダーやホッパー)で使用する場合は、機械の電気装置内の変圧器や変換器などから供給してください。
単一のAC200V電源に接続する場合、お客様に設計していただく電気装置の概略例を示します。詳細は、「JIS B 9960-1(IEC 60204-1)機械類の安全性-機械の電気装置-」にしたがってください。
フィーダーへの給電
配線の詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 オプション Part Feeding 8.0 IF-***編 - ケーブル接続"
***: フィーダー機種名 (IF-80または、IF-240または、IF-380, IF-530)
コントローラーマニュアルの「EMERGENCY」-「回路図と配線例」を参考に、非常停止スイッチを押し下げることにより、外部安全リレーによってフィーダーおよび、ホッパーの電源がOFFとなる回路を設計してください。下図に概略参考回路図を示します。
ホッパーへの給電
配線の詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 オプション Part Feeding 8.0 Hopper編"
ロボットの配線
各ロボット、コントローラーのマニュアルにしたがい配線を行います。
カメラの配線
配線の詳細は以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 オプションVision Guide ハードウェア編"