CV2カメラの設定
CV2とコントローラーが同じネットワークに接続され、コントローラーのTCP/IPサブネットが同じ(192.168.0)であることを確認してください。(前項参照)
Epson RC+ 8.0を起動し、Epson RC+ 8.0メニュー - [セットアップ] - [システム設定] - [ビジョン] - [カメラ]を選択します。
[追加]ボタンをクリックします。
[カメラ1を追加]が表示されます。
ネットワーク上のカメラを検索する場合は、“カメラ検索”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
ネットワーク上にカメラが見つかった場合、以下のように表示されます。
追加するカメラを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
CV2のIPアドレスなど設定に必要な情報を把握できている場合は、“カメラ手動設定”を選択します。
次のように表示されます。
デフォルトでカメラタイプが “PCビジョン”となっているため、 “コンパクトビジョン”を選択します。
ヒント:
コンパクトビジョン出荷時のデフォルトアドレスは、192.168.0.3です。[適用]ボタンをクリックします。変更が保存されます。
Epson RC+はカメラと通信し、カメラのタイプを特定します。カメラのタイプは自動的にドロップダウンリストに表示されます。接続パスワードが無効であるメッセージが表示される場合は、[パスワード]ボタンをクリックして接続パスワードを変更し、再度[適用]ボタンをクリックします。
[設定]ボタンをクリックします。[カメラ設定]ダイアログが表示されます。
CV2カメラを使用している場合、次のように表示されます。
キーポイント
[設定]ボタンをクリックするとエラーが発生する場合、前項の手順でコントローラーのTCP/IP設定を確認してください。また、PCとカメラが物理的に同じネットワークのサブネットに接続されているか確認してください。
IPアドレス, サブネットマスク, デフォルトゲートウェイを設定します。
CVモニターのパスコード設定を行う場合は、パスコード設定の[変更]ボタンをクリックします。
CV2-Aを使用しており、CVの接続パスワードを変更したい場合は、接続パスワードの[変更]ボタンをクリックします。接続パスワードは、CVとの不正な接続を避けるために使われます。
パブリック(グローバル)IPアドレスを使うとき、接続パスワードの設定は必須です。
プライベート(ローカル)IPアドレスを使うとき、接続パスワードの設定は任意です。CVにパスワードが設定されている場合、RC+にも同じ接続パスワードの設定が必要です。コントローラーとCVとの接続では、RC+プロジェクトのビルドによりコントローラーが受け取った接続パスワードが利用されます。
プライベート(ローカル)IPアドレスの範囲は以下のとおりです。他のIPアドレスは全てパブリック(グローバル)であり、接続パスワードが要求されます。
プライベートIPアドレスの範囲 10.0.0.1 ~ 10.255.255.254 172.16.0.1 ~ 172.31.255.254 192.168.0.1 ~ 192.168.255.254 CVのパスワードが変更された後、RC+のパスワードはCVと同じパスワードに自動的に更新されます。
CVのパスワードは、マウス, モニター, キーボードを繋いだCV単体からも変更できます。
キーポイント
CVの接続パスワードを忘れた場合は、CVモニターからパスワード変更するか、CVを工場出荷時の状態に初期化する必要があります。
CV2-Aでは、[デバッグログを有効にする]チェックボックスが表示されます。弊社のテクニカルサポートが問題を解消するため、より多くの情報を必要とする場合、このデバッグ用ログを使用します。
通常の運用では、このチェックボックスをチェックしないでください。チェックボックスがチェックされている場合は、問題が発生するまでシステムが実行されます。
[状態保存]ボタンをクリックすると、CV2-Aからデータをエクスポートします。
弊社のテクニカルサポートに、このデータを送付してください。[適用]ボタンをクリックして、カメラの設定を保存します。
[閉じる]ボタンをクリックします。ダイアログは閉じ、自動的にEpson RC+ 8.0メニュー - [セットアップ] - [システム設定] - [ビジョン] - [カメラ]ダイアログに新しいカメラのIPアドレスが設定されます。
キーポイント
カメラは最大16台 (CV2カメラ8台、およびPV1カメラ8台)まで設定できます。