SearchWidth プロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: ArcFinder、ArcInspector、BoxFinder、Contour、CornerFinder、Edge、LineFinder、LineInspector
解説
エッジ検出の幅を定義します。
用法
VGet Sequence.Object.SearchWidth, var
VSet Sequence.Object.SearchWidth, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示す整数変数
- value
- プロパティーの新しい値を示す整数または式
値
2から99の整数(単位:ピクセル)
デフォルト: 3
詳細説明
通常、Edgeオブジェクトのエッジサーチ幅は、デフォルト値の3ピクセルで十分です。しかし、アプリケーションによっては不完全なエッジを検出できるよう、エッジサーチ幅の設定を上げることが必要な場合もあります。SearchWidthの値を上げると、Edgeオブジェクトは、どこにエッジがあるかを決定するのに、より多くの情報を集めることができます。処理中に、2次元のサーチウィンドウは、1次元のグレースケール値の列に変わります。この列に対してエッジフィルターを適用して、どこにエッジがあるか判別します。より広いサーチウィンドウを使うことで、不完全なエッジを無視することができます。
下記図は、SearchWidthを、3に設定したエッジオブジェクト(左)と、30に設定したエッジオブジェクト(右)を示しています。左のエッジオブジェクトは、突起を検出してしまいますが、右のエッジオブジェクトは、適正なエッジを検出しています。これは、サーチ幅が広いと、投影されたサーチラインが実際のエッジを検出しやすいからです。
参照
Edgeオブジェクト, Score リザルト