Polarities プロパティー

適用
フォーストリガーオブジェクトFT#

解説
各軸において、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを設定、または返します。

即時実行
いいえ

用法
FGet Object.Polarities, iArray()
FSet Object.Polarities, iValueFx, iValueFy, iValueFz, iValueTx, iValueTy, iValueTz [, iValueFmag, iValueTmag]

  • Object
    オブジェクト名
    オブジェクトは、FT(数値), FT(ラベル)のどちらかとして指定します。

  • iArray()
    プロパティーの値を示す要素数が、6以上の実数配列変数

  • iValueFx
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueFy
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueFz
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueTx
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueTy
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueTz
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueFmag
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式

  • iValueTmag
    プロパティーの新しい値を示す整数値、または式


iArray()

要素番号 要素番号定数 内容
0 FG_FX Fxにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
1 FG_FY Fyにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
2 FG_FZ Fzにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
3 FG_TX Txにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
4 FG_TY Tyにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
5 FG_TZ Tzにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
6 FG_FMAG 合成力Fmagにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。
7 FG_TMAG 合成トルクTmagにおいて、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを返します。

Note:要素数が6、または7の配列変数の場合は、要素番号0~5を取得します。

iValueFx, iValueFy, iValueFz, iValueTx, iValueTy, iValueTz, iValueFmag, iValueTmag (単位: 番号)

定数名 内容
FG_OUT 0 下側閾値と上側閾値の間から出たとき有効になる。(デフォルト)
FG_IN 1 下側閾値と上側閾値の間に入ったとき有効になる。

詳細説明
Polaritiesは、各軸において、閾値の間に入ったとき、あるいは出たとき、どちらでフォーストリガーが有効になるかを設定、または返します。
各軸のトリガー設定を同時に記述するため、1軸ずつ記述するよりも少ない行数で記述できます。

使用例
力, トルク, 合成力, 合成トルクが上側閾値以上、または下側閾値以下だとエラー停止させる例です。

Function SettingPolarities
  FSet FT1.Enabled, True, True, True, True, True, True, True, True
  FSet FT1.Polarities, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT,FG_OUT, FG_OUT
  FSet FT1.LowerLevels, -50, -50, -50, -3000, -3000, -3000, 0, 0
  FSet FT1.UpperLevels, 50, 50, 50, 3000, 3000, 3000, 50, 3000
  Trap 1, FT1 Call ForceError
Fend

Function ForceError
  AbortMotion All
Fend

参照
フォーストリガーオブジェクトFT#