PosUpperLevels プロパティー

適用
フォース動作制限オブジェクトFMR#

解説
各軸の位置, 移動距離, 回転角度の上側閾値を同時に設定、または返します。

即時実行
いいえ

用法
FGet Object.PosUpperLevels, rArray()
FSet Object.PosUpperLevels, rValuePosX, rValuePosY, rValuePosZ, rValueDist, rValueRot

  • Object
    オブジェクト名
    オブジェクトは、FMR(数値), FMR(ラベル)のどちらかとして指定します。

  • rArray()
    プロパティーの値を示す要素数が、5以上の実数配列変数

  • rValuePosX
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式

  • rValuePosY
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式

  • rValuePosZ プロパティーの新しい値を示す実数値、または式

  • rValueDist
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式

  • rValueRot
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式


rArray()

要素番号 要素番号定数 内容
0 FG_X X軸の位置の上側閾値を取得します。
1 FG_Y Y軸の位置の上側閾値を取得します。
2 FG_Z Z軸の位置の上側閾値を取得します。
3 FG_Dist 移動距離の上側閾値を取得します。
4 FG_Rot 回転角度の上側閾値を取得します。

rValuePosX, rValuePosY, rValuePosZ (単位: [mm])

最小値 -20000
最大値 20000(デフォルト)

rValueDist (単位: [mm])

最小値 0
最大値 20000(デフォルト)

rValueRot (単位: [Degree])

最小値 0
最大値 180(デフォルト)

詳細説明
PosUpperLevelsは、各軸の位置, 移動距離, 回転角度の上側閾値を同時に設定、または返します。
PosLowerLevels < PosUpperLevelsの関係となるようにしてください。
各軸の位置, 移動距離, 回転角度の上側閾値を同時に記述するため、個別に記述するよりも少ない行数で記述できます。
エラーチェックや作業完了条件などに使用します。

使用例
各軸の位置、移動距離、回転角度が上側閾値以上だとエラー停止させる例です。

Function SettingLevels
  FSet FMR1.PosEnabled, True, True, True, True, True
  FSet FMR1.PosPolarities, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT, FG_OUT
  FSet FMR1.PosUpperLevels, 100, 100, 100, 100, 100
  Trap 1, FMR1 Call ForceError
Fend

Function ForceError
  AbortMotion All
Fend

参照
フォース動作制限オブジェクトFMR#