Restart
現在のメインプログラムを再実行します。
本命令は上級者向けの命令です。命令の仕様を十分理解したうえで使用してください。
書式
Restart
解説
Restartは実行中のタスクをすべて中断し、最後に実行していたメインプログラムを再実行します。
バックグラウンドタスクは中断せず、そのまま継続実行します。
すべてのTrap設定は解除されるため、本命令でタスクを中断しても Trap Abortは実行されません。
Pause状態は本命令を実行することで解除されます。
エラー状態で本命令を実行するとエラーになります。Reset Error命令などで、まずはエラーを解除してください。
非常停止状態で本命令を実行するとエラーになります。非常停止状態はプログラムから解除することはできません。
注意
プログラムからRestartコマンドを実行する場合、コマンドの仕様を理解して、システムとして再実行可能な条件が整っていることを確認してください。ループでコマンドを実行し続けるなど、使い方をあやまるとシステムの安全性を低下させる可能性があります。十分に注意してください。
注意
リモートI/Oコントロールを使用している場合、SPEL+プログラムのRestart命令とリモート入力のStart信号を同じタイミングで実行しないでください。プログラムが2重で実行され、2503エラーが発生する可能性があります。
参照
Quit, Reset, Trap (ユーザー定義トリガー), Xqt
Restart使用例
Function main
Trap Error Xqt eTrap
Motor On
Call PickPlac
Fend
Function eTrap
Wait Sw(ERresetSwitch)
Reset Error
Wait Sw(RestartSwitch)
Restart
Fend