暗号化ファイルの使用
ファイルを暗号化すると、お客様のソースコードがエンドユーザーには見えなくなります。ファイルの暗号化には、ファイルを開くためのパスワードが必要なので、他のユーザーがファイルの内容を見ることはできません。Notepadなど外部エディターを使用しても見ることはできません。
ファイルごとにパスワードを設定できますが、1つのパスワードで複数のファイルを暗号化することもできます。暗号化できるファイルは、プログラムファイル, インクルードファイル, Vision Guide, GUI Builderです。
暗号化ファイルが他のプロジェクトからインポートされてもファイルは暗号化されたままです。
たとえば、お客様がエンドユーザーに見られたくない特別なSPEL+プログラミングコードを使用しているとします。しかし、プロジェクトの一部のコードをエンドユーザーが変更できるようにしたい場合、隠しておきたいすべての機能を1つ以上の暗号化したプログラムファイルとインクルードファイルに入れます。エンドユーザーが変更できる部分は、別のプログラムファイルとして保存し、暗号化しないように設定します。この結果、エンドユーザーには暗号化されていない一部のプログラムしか変更できなくなります。
暗号化されたファイルのアイコンには、プロジェクトエクスプローラーやプログラムウィンドウのタイトルバーで見ると、鍵の絵が表示されます。
例: MainCycle.prgは暗号化されていて、アイコンには鍵の絵があります。
暗号化ファイルを開くときは、パスワードの入力が求められます。
キーポイント
パスワードは、最大64文字まで入力できます。
注意
細心の注意を!
暗号化に使用したパスワードは、記録して安全な場所に保管してください。ファイルが暗号化されると、お客様が入力したパスワードがなければファイルを開くことができなくなります。パスワードを忘れてしまった場合、ファイルの内容は戻せません。
プロジェクト内の暗号化ファイルを設定するには、プロジェクトメニューから[プロジェクトプロパティー]画面を開き、左側のツリーから[暗号化ファイル]をクリックします。
詳細は、以下を参照してください。
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