動作モード

molex製PROFIBUS-DPマスター基板は、動作モードとしてマスターモードとスレーブモードがありますが、スレーブモードは設定しないでください。

マスターモード

PROFIBUS-DPネットワークに接続された各ステーションを取りまとめ、管理するクラス1 DPマスター (DPM1)と、ネットワークコンフィグレーション、ネットワーク保守や診断を行うクラス2 DPマスター (DPM2)があります。

PROFIBUS-DPマスターは、ネットワーク上にある最大126ステーション (最大128byteのデータ)を管理することができます。

通常、PLCがマスターとなって、各デバイスを管理しますが、Epson RC+でもマスターとなることができます。

コンフィグレーターでPROFIBUS-DPネットワーク構成を設定します。コンフィグレーターは通常マスター機器メーカーより提供されます。各スレーブ機器の設定パラメーターは、電子データシート (GSD)ファイルにて管理され、このファイルを介してコンフィグレーターに認識されます。

対応通信方式は、トークンパッシング + マスタースレーブ通信を利用しています。トークンパッシングはPROFIBUS-DPネットワーク上に複数のマスター機器が存在した場合に、各マスターがネットワーク制御権をやりとりするのに利用され、マスタースレーブ通信は制御権を持ったマスター機器と各スレーブ機器との通信に利用されます。

通信速度 (bps)は9.6 k, 19.2 k, 93.75 k, 187.5 k, 500 k, 1500 k, 3 M, 6 M, 12 Mに設定できます。

設定方法は、以下を参照してください。

マスターモード