マスターモード

  1. molex製EtherNet/IPマスター基板がEthernet/IPネットワークに接続されていることを確認します。

  2. [applicomIO Console]アプリケーションを起動します。

  3. [applicomIOR console]ダイアログが表示されます。ネットワーク設定に必要な機器情報 (EDSファイル)を登録します。

  4. [Protocol]を選択します。

  5. [Equipment Library]タブを選択します。

  6. [Add]をクリックします。

  7. [EDS Management]ダイアログが表示されます。各機器メーカーから提供されているEDSファイルをロボットシステムに登録します。
    [次へ]をクリックします。

  8. 次の画面が表示されます。EDSファイルが保存されているフォルダーを指定します。
    [Add all the EDS from the Directory]を選択します。

  9. [Browse]をクリックします。

  10. [次へ]をクリックします。

  11. 次の画面が表示されます。取り込まれた機器情報を確認します。

  12. [次へ]をクリックします。

  13. 次の画面が表示されます。[完了]をクリックし、EDSファイルの登録を完了します。

  14. [Network Detection]タブを選択します。

  15. [Read Network Configuration]をクリックます。

  16. 次のメッセージが表示されます。[はい]をクリックします。

  17. 検出範囲を指定します。変更がなければ、[OK]をクリックします。

  18. 次のダイアログが表示されます。フィールドバス上のデバイス情報を読み込みます。

  19. 検出されたデバイス情報一覧が、[Network detection]パネルに表示されます。

  20. スキャンしたいデバイスを選択します。

  21. [Insert in Configuration]をクリックします。

  22. 次のダイアログが表示されます。
    [Link Parameter]チェックボックスのチェックをはずします。

  23. [Number:]に1~127の値を割りあてます。
    この番号を、"デバイスID"と呼びます。SPEL+プログラムを作成するときに必要です。

  24. [Connections]タブの、[General]を選択します。
    スレーブデバイスと通信するためのConnections Parametersが表示されます。

    • 表示される項目は、スレーブデバイスにより異なります。

    • 表示されるConnections Parametersは、フィールドバスマスター基板に設定されている情報です。
      スレーブデバイス本体の情報と、一致していることを確認してください。

      キーポイント


      フィールドバスマスター基板に設定されているConnections Parametersと、スレーブデバイス本体の情報は、一致している必要があります。

      一致していない場合は、スレーブデバイスとの通信ができません。Connections Parametersを変更するか、スレーブデバイス本体の情報を変更してください。

      スレーブデバイス本体の情報が不明な場合は、スレーブデバイスメーカーにお問い合わせください。

    1. 変更が必要な場合は、変更を行う項目をダブルクリックします。
      変更後、[OK]ボタンをクリックします。(下の図は、Output Sizeの修正画面の例です。)

  25. [OK]をクリックし登録を完了します。

  26. 次に、各スレーブデバイスとの通信状態を確認します。
    [Diagnostic]をクリックします。

  27. [Diagnostic Board]ダイアログが表示されます。

    スレーブデバイスとの通信ができていない場合は、次のダイアログが表示されます。

    フィールドバスマスター基板に設定されているConnections Parametersと、スレーブデバイス本体の情報が一致していない可能性があります。

    1. フィールドバスマスター基板に設定されているConnections Parametersは、以下の手順で確認できます。
      はじめに、フィールドバスマスター基板に登録されたスレーブデバイスを選択します。
      次に、マウスで左クリックし、[Properties]を選択します。

      選択したスレーブデバイスのプロパティ情報が表示されます。

    2. [Connections]タブの、[General]を選択します。
      スレーブデバイスと通信するためのConnections Parametersが表示されます。

  28. applicomIOR consoleメニュー - [File] - [Download in Flash]を選択します。設定状態をフィールドバスマスター基板に登録します。

キーポイント


フィールドバスマスター基板のフラッシュメモリーに、設定状態が保存されていないと、フィールドバスマスター基板が正常に機能しません。

また、Epson RC+ 8.0からコントロールできなくなります。

設定状態を変更した場合は、applicomIOR consoleメニュー [File] - [Download in Flash]を選択し、設定状態をフィールドバスマスター基板に登録してください。

  1. 数秒後に、ステータスバーの"Configured boards state"が緑表示になります。

    フィールドバスマスター基板を、マスターモードで機能させるための準備が完了です。

  2. "applicomIO Console"アプリケーションを終了します。

  3. 以下を参照し、作業を続けてください。

    マスターモード

キーポイント


Windowsで、フィールドバスマスター基板が認識されないなどの問題がある場合は、以下を参照してください。

Windowsで高速スタートアップを無効にする方法