マスターモード
molex製EtherNet/IPマスター基板がEthernet/IPネットワークに接続されていることを確認します。
[applicomIO Console]アプリケーションを起動します。
[applicomIOR console]ダイアログが表示されます。ネットワーク設定に必要な機器情報 (EDSファイル)を登録します。
[Protocol]を選択します。
[Equipment Library]タブを選択します。
[Add]をクリックします。
[EDS Management]ダイアログが表示されます。各機器メーカーから提供されているEDSファイルをロボットシステムに登録します。
[次へ]をクリックします。次の画面が表示されます。EDSファイルが保存されているフォルダーを指定します。
[Add all the EDS from the Directory]を選択します。[Browse]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
次の画面が表示されます。取り込まれた機器情報を確認します。
[次へ]をクリックします。
次の画面が表示されます。[完了]をクリックし、EDSファイルの登録を完了します。
[Network Detection]タブを選択します。
[Read Network Configuration]をクリックます。
次のメッセージが表示されます。[はい]をクリックします。
検出範囲を指定します。変更がなければ、[OK]をクリックします。
次のダイアログが表示されます。フィールドバス上のデバイス情報を読み込みます。
検出されたデバイス情報一覧が、[Network detection]パネルに表示されます。
スキャンしたいデバイスを選択します。
[Insert in Configuration]をクリックします。
次のダイアログが表示されます。
[Link Parameter]チェックボックスのチェックをはずします。[Number:]に1~127の値を割りあてます。
この番号を、"デバイスID"と呼びます。SPEL+プログラムを作成するときに必要です。[Connections]タブの、[General]を選択します。
スレーブデバイスと通信するためのConnections Parametersが表示されます。表示される項目は、スレーブデバイスにより異なります。
表示されるConnections Parametersは、フィールドバスマスター基板に設定されている情報です。
スレーブデバイス本体の情報と、一致していることを確認してください。キーポイント
フィールドバスマスター基板に設定されているConnections Parametersと、スレーブデバイス本体の情報は、一致している必要があります。
一致していない場合は、スレーブデバイスとの通信ができません。Connections Parametersを変更するか、スレーブデバイス本体の情報を変更してください。
スレーブデバイス本体の情報が不明な場合は、スレーブデバイスメーカーにお問い合わせください。
変更が必要な場合は、変更を行う項目をダブルクリックします。
変更後、[OK]ボタンをクリックします。(下の図は、Output Sizeの修正画面の例です。)
[OK]をクリックし登録を完了します。
次に、各スレーブデバイスとの通信状態を確認します。
[Diagnostic]をクリックします。[Diagnostic Board]ダイアログが表示されます。
スレーブデバイスとの通信ができていない場合は、次のダイアログが表示されます。
フィールドバスマスター基板に設定されているConnections Parametersと、スレーブデバイス本体の情報が一致していない可能性があります。
フィールドバスマスター基板に設定されているConnections Parametersは、以下の手順で確認できます。
はじめに、フィールドバスマスター基板に登録されたスレーブデバイスを選択します。
次に、マウスで左クリックし、[Properties]を選択します。選択したスレーブデバイスのプロパティ情報が表示されます。
[Connections]タブの、[General]を選択します。
スレーブデバイスと通信するためのConnections Parametersが表示されます。
applicomIOR consoleメニュー - [File] - [Download in Flash]を選択します。設定状態をフィールドバスマスター基板に登録します。
キーポイント
フィールドバスマスター基板のフラッシュメモリーに、設定状態が保存されていないと、フィールドバスマスター基板が正常に機能しません。
また、Epson RC+ 8.0からコントロールできなくなります。
設定状態を変更した場合は、applicomIOR consoleメニュー [File] - [Download in Flash]を選択し、設定状態をフィールドバスマスター基板に登録してください。
数秒後に、ステータスバーの"Configured boards state"が緑表示になります。
フィールドバスマスター基板を、マスターモードで機能させるための準備が完了です。
"applicomIO Console"アプリケーションを終了します。
以下を参照し、作業を続けてください。