倣い移動オブジェクトのプロパティー詳細
- Nameプロパティー
フォースガイドオブジェクトに割りあてる固有の名前を設定します。倣い移動オブジェクトを作成すると、自動的に名前が割りあてられます。自動的に割りあてられる名前は、FollowMove01のように、FollowMoveの後ろに数字が組み合わせられます。
名前は変更できます。最大16文字まで指定できます。半角英数字と“_”(アンダースコア)が使用できます。先頭の文字を数字にすることはできません。
- Descriptionプロパティー
フォースガイドオブジェクトの説明を設定します。任意の文字列を255文字まで指定できます。
- Enabledプロパティー
フォースガイドオブジェクトを有効にするかどうかを指定します。
Trueを指定した場合、フォースガイドオブジェクトが実行されます。Falseを指定した場合、フォースガイドオブジェクトを実行せず、次のフォースガイドオブジェクトを実行します。
フォースガイドシーケンス作成中に、実行しないが一時的に残したい場合や、フォースガイドオブジェクトをコピーして異なるパラメーターで試したい場合などに使用します。
値 | 説明 |
True | フォースガイドオブジェクトを有効にします。 |
False | フォースガイドオブジェクトを無効にします。 |
デフォルト: True
- StepIDプロパティー
フォースガイドオブジェクト実行中のStepIDを指定します。AutoStepIDがFalseの場合のみ使用されます。
デフォルト: フォースガイドシーケンスとフォースガイドオブジェトの番号から自動設定されます。
- AbortSeqOnFailプロパティー
フォースガイドオブジェクト失敗時の処理を指定します。
Trueを指定した場合、フォースガイドオブジェクトが失敗したとき、フォースガイドシーケンスを終了し、次のSPELステートメントへ進みます。
Falseを指定した場合、フォースガイドオブジェクトが失敗しても、フォースガイドシーケンスを終了せず、次のフォースガイドオブジェクトへ進みます。
失敗した場合のリカバリー処理をフォースガイドシーケンス内に含める場合などフォースガイドシーケンスを継続したい場合に使用します。
値 | 説明 |
True | フォースガイドオブジェクト失敗時、シーケンスを終了します。 |
False | フォースガイドオブジェクト失敗時、次のフォースガイドシーケンスを開始します。 |
デフォルト: True
- IOPreprocEnabledプロパティー
フォースガイドオブジェクト開始時のI/O操作を指定します。
I/O操作は、IOPreprocOutputBitプロパティーとIOPreprocOutputStatusプロパティーで定義されます。フォースガイドオブジェクト実行前にハンドや周辺装置を操作したい場合などに使用します。
値 | 説明 |
True | 開始時のI/O操作を実行します。 |
False | 開始時のI/O操作を実行しません。 |
デフォルト: False
- IOPreprocOutputBitプロパティー
フォースガイドオブジェクト開始時のI/O操作での操作対象の出力ビットを指定します。IOPreprocEnabledがTrueの場合のみ使用されます。
デフォルト: 0
- IOPreprocOutputStatusプロパティー
フォースガイドオブジェクト開始時のI/O操作での出力状態を指定します。IOPreprocEnabledがTrueの場合のみ使用されます。
値 | 説明 |
Off | 指定された出力ビットをオフ(0に設定)します。 |
On | 指定された出力ビットをオン(1に設定)します。 |
デフォルト: Off
- MotionTrajectoryプロパティー
フォースガイドオブジェクトの軌道を指定します。
値 | 説明 |
Straight | 直線軌道を移動します。 |
Arc | 円弧軌道を移動します。 |
MultiStraight | 直線移動で複数点を連続移動します。 |
MultiStraightCP | 直線移動で複数点を軌道をつなげながら連続移動します。 |
デフォルト: Straight
- AccelSプロパティー
フォースガイドオブジェクト実行中の加速度を指定します。ただし、この設定値は設定された軌道に関する加速度となるため、実際の加速度は力制御機能によって補正されます。
| 値 (単位: [mm/sec2]) |
最小値 | 1 |
最大値 | 200 |
デフォルト: 50
- AccelRプロパティー
フォースガイドオブジェクト実行中の角加速度を指定します。ただし、この設定値は設定された軌道に関する角加速度となるため、実際の角加速度は力制御機能によって補正されます。
| 値 (単位: deg/sec2]) |
最小値 | 1 |
最大値 | 100 |
デフォルト: 10
- SpeedSプロパティー
フォースガイドオブジェクト実行中の速度を指定します。ただし、この設定値は設定された軌道に関する速度となるため、実際の速度は力制御機能によって補正されます。
| 値 (単位: [mm/sec]) |
最小値 | 1 |
最大値 | 200 |
デフォルト: 50
- SpeedRプロパティー
フォースガイドオブジェクト実行中の角速度を指定します。ただし、この設定値は設定された軌道に関する角速度となるため、実際の角速度は力制御機能によって補正されます。
| 値 (単位: [deg/sec]) |
最小値 | 1 |
最大値 | 25 |
デフォルト: 10
- SpeedRPriorityプロパティー
フォースガイドオブジェクト実行中に、ツール姿勢変化を優先させるかを設定します。
ツール姿勢変化を優先させる場合: SpeedRプロパティーを用いてロボットは動作します。
ツール姿勢変化を優先させない場合:SpeedSプロパティーを用いてロボットは動作します。
- Disabledを指定した場合:
移動距離が “0”でなければSpeedSプロパティーを用いて、フォースガイドオブジェクトを実行します。
移動距離が “0”の場合は、SpeedRプロパティーを用います。 - Enabledを指定した場合:
姿勢変化が “0”でなければSpeedRプロパティーを用いて、フォースガイドオブジェクトを実行します。
姿勢変化が “0”の場合は、SpeedSプロパティーを用います。 - AutoDistOrientRatioを指定した場合:
移動距離と姿勢変化からSpeedRプロパティーを優先させるかを自動的に判断して、フォースガイドオブジェクトを実行します。
値 | 説明 |
Disabled | ツール姿勢変化を優先させません。 SpeedSプロパティーを優先します |
Enabled | ツール姿勢変化を優先させます。 SpeedRプロパティーを優先します |
AutoDistOrientRatio | 移動距離と姿勢変化から、ツール姿勢変化を優先させるかを自動的に判断します。 |
デフォルト: AutoDistOrientRatio
- DestTypeプロパティー
軌道の目標位置の指定方法を設定します。
RobotPointを指定した場合、目標位置をポイントで指定します。Relativeを指定した場合、開始位置からX方向へ10mmなど、相対距離を指定します。
値 | 説明 |
RobotPoint | 目標位置をポイントで指定します。 |
Relative | 目標位置を相対距離で指定します。 |
デフォルト: RobotPoint
- DestPointプロパティー
軌道の目標位置に用いるポイントを設定します。DestTypeでRobotPointを指定した場合に使用されます。
デフォルト: 0
- MidPointプロパティー
円弧軌道の中継位置に用いるポイントを設定します。MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRobotPointを指定した場合に使用されます。
デフォルト: 0
- RelativeOrientプロパティー
相対移動する座標系を設定します。DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
値 | 説明 |
Base | ベース座標系を基準として相対距離を指定します。 |
Local | ローカル座標系を基準として相対距離を指定します。 |
Tool | ツール座標系を基準として相対距離を指定します。 |
デフォルト: Tool
- RelativeRobotLocalプロパティー
相対移動する座標系について、ローカル座標系の番号を設定します。DestTypeでRelativeを指定し、RelativeOrientでLocalを指定した場合に使用されます。
値 | 説明 |
0 (Base) | ローカル0座標系(ベース座標系)を使用します。 RelativeOrientでBaseを指定した場合と同じです。 |
1~15 | 設定された番号のローカル座標系を使用します。 |
デフォルト: 0 (Base)
- DestRelativeXプロパティー
目標位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のX方向への移動量を指定します。
DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- DestRelativeYプロパティー
目標位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のY方向への移動量を指定します。
DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- DestRelativeZプロパティー
目標位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のZ方向への移動量を指定します。
DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- DestRelativeUプロパティー
目標位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のU方向への回転量を指定します。
DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [deg]) |
最小値 | -360 |
最大値 | 360 |
デフォルト: 0
- DestRelativeVプロパティー
目標位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のV方向への回転量を指定します。
DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [deg]) |
最小値 | -360 |
最大値 | 360 |
デフォルト: 0
- DestRelativeWプロパティー
目標位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のW方向への回転量を指定します。
DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [deg]) |
最小値 | -360 |
最大値 | 360 |
デフォルト: 0
- MidRelativeXプロパティー
中継位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のX方向への移動量を指定します。
MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- MidRelativeYプロパティー
中継位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のY方向への移動量を指定します。
MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- MidRelativeZプロパティー
中継位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のZ方向への移動量を指定します。
MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- MidRelativeUプロパティー
中継位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のU方向への回転量を指定します。
MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [deg]) |
最小値 | -360 |
最大値 | 360 |
デフォルト: 0
- MidRelativeVプロパティー
中継位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のV方向への回転量を指定します。
MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [deg]) |
最小値 | -360 |
最大値 | 360 |
デフォルト: 0
- MidRelativeWプロパティー
中継位置について、RelativeOrientとRelativeRobotLocalで指定された座標系のW方向への回転量を指定します。
MotionTrajectoryでArcを指定し、DestTypeでRelativeを指定した場合に使用されます。
| 値 (単位: [deg]) |
最小値 | -360 |
最大値 | 360 |
デフォルト: 0
- StartPointプロパティー
連続移動の軌道の開始位置を設定します。
MotionTrajecrotyでMultiStraight、またはMultiStraightCPを指定した場合に使用されます。
デフォルト: 0
- EndPointプロパティー
連続移動の軌道の終了位置を設定します。
MotionTrajecrotyでMultiStraight、またはMultiStraightCPを指定した場合に使用されます。
デフォルト: 0
- Fx_ControlModeプロパティー
フォースガイドシーケンスのForceOrientで指定した座標系におけるFx方向の制御モードを指定します。
Disabledを指定した場合、Fx方向の力制御機能は実行されません。Followを指定した場合、Fx方向の力制御機能は倣いモードとして実行されます。倣いモードでは、外力が“0”になるように動くため、外力が加わると、それに倣うようにロボットが動作します。
値 | 説明 |
Disabled | 力制御機能を無効にします。 |
Follow | 力制御機能は倣うように実行されます。 |
デフォルト: Disabled
- Fx_Firmnessプロパティー
フォースガイドオブジェクト動作中のFx方向の力制御機能に関する硬さを指定します。Fx_ControlModeがFollowの場合に使用されます。
Fx_Firmnessの値が大きくなると、Fx方向の力制御機能が硬くなり、力の変化への応答が遅くなりますが、発振しにくくなります。Fx_Firmnessの値が小さくなると、Fx方向の力制御機能が柔らかくなり、力の変化への応答が早くなりますが、発振しやすくなります。
デフォルト: 10
- Fy_ControlModeプロパティー
フォースガイドシーケンスのForceOrientで指定した座標系におけるFy方向の制御モードを指定します。
Disabledを指定した場合、Fy方向の力制御機能は実行されません。
Followを指定した場合、Fy方向の力制御機能は倣いモードとして実行されます。倣いモードでは、外力が“0”になるように動くため、外力が加わると、それに倣うようにロボットが動作します。
値 | 説明 |
Disabled | 力制御機能を無効にします。 |
Follow | 力制御機能は倣うように実行されます。 |
デフォルト: Disabled
- Fy_Firmnessプロパティー
フォースガイドオブジェクト動作中のFy方向の力制御機能に関する硬さを指定します。Fy_ControlModeがFollowの場合に使用されます。
Fy_Firmnessの値が大きくなると、Fy方向の力制御機能が硬くなり、力の変化への応答が遅くなりますが、発振しにくくなります。
Fy_Firmnessの値が小さくなると、Fy方向の力制御機能が柔らかくなり、力の変化への応答が早くなりますが、発振しやすくなります。
デフォルト: 10
- Fz_ControlModeプロパティー
フォースガイドシーケンスのForceOrientで指定した座標系におけるFz方向の制御モードを指定します。
Disabledを指定した場合、Fz方向の力制御機能は実行されません。
Followを指定した場合、Fz方向の力制御機能は倣いモードとして実行されます。
倣いモードでは、外力が“0”になるように動くため、外力が加わると、それに倣うようにロボットが動作します。
値 | 説明 |
Disabled | 力制御機能を無効にします。 |
Follow | 力制御機能は倣うように実行されます。 |
デフォルト: Disabled
- Fz_Firmnessプロパティー
フォースガイドオブジェクト動作中のFz方向の力制御機能に関する硬さを指定します。Fz_ControlModeがFollowの場合に使用されます。
Fz_Firmnessの値が大きくなると、Fz方向の力制御機能が硬くなり、力の変化への応答が遅くなりますが、発振しにくくなります。
Fz_Firmnessの値が小さくなると、Fz方向の力制御機能が柔らかくなり、力の変化への応答が早くなりますが、発振しやすくなります。
デフォルト: 10
- Tx_ControlModeプロパティー
フォースガイドシーケンスのForceOrientで指定した座標系におけるTx方向の制御モードを指定します。
Disabledを指定した場合、Tx方向の力制御機能は実行されません。
Followを指定した場合、Tx方向の力制御機能は倣いモードとして実行されます。
倣いモードでは、外部トルクが“0”になるように動くため、外部トルクが加わると、それに倣うようにロボットが動作します。
値 | 説明 |
Disabled | 力制御機能を無効にします。 |
Follow | 力制御機能は倣うように実行されます。 |
デフォルト: Disabled
- Tx_Firmnessプロパティー
フォースガイドオブジェクト動作中のTx方向の力制御機能に関する硬さを指定します。
Tx_ControlModeがFollowの場合に使用されます。
Tx_Firmnessの値が大きくなると、Tx方向の力制御機能が硬くなり、トルクの変化への応答が遅くなりますが、発振し難くなります。
Tx_Firmnessの値が小さくなると、Tx方向の力制御機能が柔らかくなり、トルクの変化への応答が早くなりますが、発振しやすくなります。
デフォルト: 3000
- Ty_ControlModeプロパティー
フォースガイドシーケンスのForceOrientで指定した座標系におけるTy方向の制御モードを指定します。
Disabledを指定した場合、Ty方向の力制御機能は実行されません。
Followを指定した場合、Ty方向の力制御機能は倣いモードとして実行されます。
倣いモードでは、外部トルクが“0”になるように動くため、外部トルクが加わると、それに倣うようにロボットが動作します。
値 | 説明 |
Disabled | 力制御機能を無効にします。 |
Follow | 力制御機能は倣うように実行されます。 |
デフォルト: Disabled
- Ty_Firmnessプロパティー
フォースガイドオブジェクト動作中のTy方向の力制御機能に関する硬さを指定します。Ty_ControlModeがFollowの場合に使用されます。
Ty_Firmnessの値が大きくなると、Ty方向の力制御機能が硬くなり、トルクの変化への応答が遅くなりますが、発振し難くなります。
Ty_Firmnessの値が小さくなると、Ty方向の力制御機能が柔らかくなり、トルクの変化への応答が早くなりますが、発振しやすくなります。
デフォルト: 3000
- Tz_ControlModeプロパティー
フォースガイドシーケンスのForceOrientで指定した座標系におけるTz方向の制御モードを指定します。
Disabledを指定した場合、Tz方向の力制御機能は実行されません。Followを指定した場合、Tz方向の力制御機能は倣いモードとして実行されます。倣いモードでは、外部トルクが“0”になるように動くため、外部トルクが加わると、それに倣うようにロボットが動作します。
値 | 説明 |
Disabled | 力制御機能を無効にします。 |
Follow | 力制御機能は倣うように実行されます。 |
デフォルト: Disabled
- Tz_Firmnessプロパティー
フォースガイドオブジェクト動作中のTz方向の力制御機能に関する硬さを指定します。
Tz_ControlModeがFollowの場合に使用されます。
Tz_Firmnessの値が大きくなると、Tz方向の力制御機能が硬くなり、トルクの変化への応答が遅くなりますが、発振し難くなります。
Tz_Firmnessの値が小さくなると、Tz方向の力制御機能が柔らかくなり、トルクの変化への応答が早くなりますが、発振しやすくなります。
デフォルト: 3000
- CFEnabledプロパティー
フォースガイドオブジェクト終了後も力制御機能を継続するかを指定します。CFEnabledをTrueにしても、フォースガイドシーケンスが終了する場合は、力制御機能を終了します。
値 | 説明 |
True | フォースガイドオブジェクトが終了しても、次のフォースガイドオブジェクトまで力制御機能を継続します。 |
False | フォースガイドオブジェクト終了時に力制御機能を終了します。 |
デフォルト: False
- EndCheckOperatorプロパティー
フォースガイドオブジェクトの終了条件を複数使用する場合の組み合わせ条件を指定します。
ANDを指定した場合、有効にした終了条件の全てが満たされた場合に、フォースガイドオブジェクトの実行を終了し成功したと判定して、次のフォースガイドオブジェクトへ進みます。
ORを指定した場合、有効にした終了条件の一つ以上が満たされた場合に、フォースガイドオブジェクトの実行を終了し成功したと判定して、次のフォースガイドオブジェクトへ進みます。
値 | 説明 |
OR | OR条件として組み合わせます。 |
AND | AND条件として組み合わせます。 |
デフォルト: And
- PosCheckEnabledプロパティー
フォースガイドオブジェクトの終了条件に位置に関する条件を指定します。
値 | 説明 |
True | 位置に関する終了条件を有効にします。 |
False | 位置に関する終了条件を無効にします。 |
デフォルト: False
- PosCheckTypeプロパティー
位置に関する終了条件について、あらかじめ定義されたPlaneを使用するか、フォースガイドオブジェクト開始位置からの相対位置を指定するかを設定します。
RobotPlaneを指定した場合、定義済みのPlaneを用いて終了条件を設定します。RelativePlaneを指定した場合、フォースガイドオブジェクトを実行するたびにフォースガイドオブジェクト開始位置からの相対位置にPlaneを再設定します。
値 | 説明 |
RobotPlane | 定義済みのPlaneを終了条件として使用します。 |
RelativePlane | 相対位置にPlaneを設定し、終了条件とします。 |
デフォルト: RobotPlane
- PlaneNumberプロパティー
位置に関する終了条件について、使用するPlane番号を指定します。
PosCheckTypeプロパティーでRobotPlaneを指定した場合、指定された番号のPlaneは変更されません。
PosCheckTypeプロパティーでRelativeを指定した場合、フォースガイドオブジェクトが実行されるたび、指定された番号に新しいPlaneを再定義します。そのため、元の設定が失われることに注意してください。
デフォルト: 1
- PlaneEndCondプロパティー
位置に関する終了条件について、終了と判定する条件を指定します。
値 | 説明 |
Outside | Planeの外側に出ることを終了条件とします。 |
Inside | Planeの内側に入ることを終了条件とします。 |
デフォルト: Inside
- PlaneRelativeOrgプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeを設定する相対位置をどの座標系で設定するかを指定します。PosCheckTypeでRelativePlaneが指定された場合に使用します。
値 | 説明 |
Base | ベース座標系を基準として相対位置を指定します。 |
Local | ローカル座標系を基準として相対位置を指定します。 ローカル座標系番号はPlaneRelativeRobotLocalで指定します。 |
Tool | ツール座標系を基準として相対位置を指定します。 |
デフォルト: Tool
- PlaneRelativeXプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeを設定するX方向の相対位置を指定します。
PosCheckTypeでRelativePlaneが指定された場合に使用します。X方向は、PlaneRelativeOrgで指定された座標系にしたがいます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- PlaneRelativeYプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeを設定するY方向の相対位置を指定します。
PosCheckTypeでRelativePlaneが指定された場合に使用します。Y方向は、PlaneRelativeOrgで指定された座標系にしたがいます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- PlaneRelativeZプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeを設定するZ方向の相対位置を指定します。PosCheckTypeでRelativePlaneが指定された場合に使用します。Z方向は、PlaneRelativeOrgで指定された座標系にしたがいます。
| 値 (単位: [mm]) |
最小値 | -2000 |
最大値 | 2000 |
デフォルト: 0
- PlaneRelativeOrientプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeを設定する座標系を指定します。
PosCheckTypeでRelativePlaneが指定された場合に使用します。
PlaneはPlaneRelativeOrientで指定した座標系におけるPlaneAxesで指定された軸上に設定されます。
Baseが指定された場合、Base座標系におけるPlaneAxesで指定された軸上にPlaneが設定されます。
Localが指定された場合、PlaneRelativeRobotLocalで指定された番号のローカル座標系におけるPlaneAxesで指定された軸上にPlaneが設定されます。
Toolが指定された場合、ツール座標系におけるPlaneAxesで指定された軸上にPlaneが設定されます。
値 | 説明 |
Base | ベース座標系を基準として平面方向を設定します。 |
Local | ローカル座標系を基準として平面方向を設定します。 |
Tool | ツール座標系を基準として平面方向を設定します。 |
デフォルト: Tool
- PlaneAxesプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeを設定する軸を指定します。
PosCheckTypeでRelativePlaneが指定された場合に使用します。
PlaneはPlaneRelativeOrientで指定した座標系におけるPlaneAxesで指定された軸上に設定されます。
値 | 説明 |
XY | XY平面にPlaneを設定します。 |
YZ | YZ平面にPlaneを設定します。 |
XZ | XZ平面にPlaneを設定します。 |
デフォルト: XY
- PlaneRelativeRobotLocalプロパティー
位置に関する終了条件について、Planeの相対位置、または方向を指定するローカル座標系番号を指定します。
PosCheckTypeでRelativePlaneが指定されPlaneRelativeOrgでLocalが指定されるか、PosCheckTypeでRelativePlaneが指定されPlaneRelativeOrientでLocalが指定された場合に使用します。
値 | 説明 |
0 (Base) | ローカル0座標系(ベース座標系)を使用します。 PlaneRelativeOrgやPlaneRelativeOrientでBaseを指定した場合と同じです。 |
1~15 | 設定された番号のローカル座標系を使用します。 |
デフォルト: 0 (Base)
- IOCheckEnabledプロパティー
フォースガイドオブジェクトの終了条件にI/Oに関する条件を指定します。
値 | 説明 |
True | I/Oに関する終了条件を有効にします。 |
False | I/Oに関する終了条件を無効にします。 |
デフォルト: False
- IOCheckInputBitプロパティー
I/Oに関する終了条件について、判定対象のビットを指定します。IOCheckEnabledがTrueの場合に使用されます。
デフォルト: 0
- IOCheckInputStatusプロパティー
I/Oに関する終了条件について、判定条件を指定します。IOCheckEnabledがTrueの場合に使用されます。
IOCheckInputBitで指定したビットにより、終了条件を満たしたと判定します。
値 | 説明 |
Off | 入力ビットがオフ(0)のとき、条件を満たしたと判定します。 |
On | 入力ビットがオン(1)のとき、条件を満たしたと判定します。 |
デフォルト: Off