ラベルコントロール

解説

ラベルコントロールは、オペレーターが編集できないテキストやイメージを表示します。フォーム上のオブジェクトの説明や、実行時の情報表示、アプリケーションの状況などを表示します。

使い方

ラベルコントロールを使用して、フォームにテキストを表示します。
通常、ラベルコントロールは他のコントロールのテキストラベルに使用されます。例えば、フォームの上にリストボックスコントロールを作成する場合、ラベルコントロールでリスト名をリストボックスの上に配置します。また、リストボックス名として、TextプロパティーをPart Numbers:としたラベルコントロールの例を下に示します。

ラベルの外観の設定
ラベルの外観を変更するには、次のプロパティーを使用します。
BorderStyle、ForeColor、BackColor、Font、Image、ImageAlign、TextAlign

ホットキーの使用(ニーモニック)
ラベルのTextプロパティーで、ホットキーとなる文字を指定できます。
ラベルコントロールのTextプロパティーの中で、ホットキーになる文字の前にアンパーサンド(&)を付けてください。
例えば、前の説明のラベルで “Part &Numbers:”のようにTextプロパティーを設定します。
実行時に、[Alt]＋[N]を押すと、フォーカスがリストボックスに移動します。
ホットキーを使用するとき、ラベルのタブインデックスが、コントロールのタブインデックスの一つ前となっていることを確認してください。

ラベルコントロールのプロパティー

プロパティー	説明
BackColor	コントロールの背景色を設定します。 デフォルト: Control
BorderStyle	コントロールのボーダースタイルを設定します。 デフォルト:None
Enabled	コントロールを有効にするかを設定します。 デフォルト: True
EventTaskType	イベントで起動される関数のタスクタイプを設定します。 デフォルト:Normal
Font	コントロールのテキストを表示するフォントを設定します(フォント名、スタイル、サイズ)。 デフォルト: Microsoft Sans Serif 8.25 pt
FontBold	現在のフォントをボールド表示します。 デフォルト: False
FontItalic	現在のフォントをイタリック表示します。 デフォルト: False
FontName	現在のフォントの名前を設定します。 デフォルト: Microsoft Sans Serif
FontSize	現在のフォントのサイズをポイントで設定します。 デフォルト: 8.25
ForeColor	コントロールのテキストの色を設定します。 デフォルト: ControlText
Height	コントロールの高さをピクセル数で設定します。
Image	コントロールに表示する画像ファイルを設定します。[Delete]キーで削除できます。 デフォルト: 空白
ImageAlign	表示する画像の配置を設定します。 デフォルト:MiddleCenter
Left	コントロールの表示位置の左の座標をピクセル数で設定します。
Name	コントロールの名前を設定します。 デフォルト: LabelXX
TabIndex	コントロールのタブインデックスを設定します。
Text	コントロールの表示テキストを設定します。 デフォルト: コントロールの名前
TextAlign	テキストの配置を設定します。 デフォルト:TopLeft
ToolTipText	コントロールのツールチップで表示されるテキストを設定します。 デフォルト: 空白
Top	コントロールの表示位置の上の座標をピクセル数で設定します。
Visible	コントロールを表示するか、隠すかを設定します。 デフォルト: True
Width	コントロールの幅をピクセル数で設定します。

ラベルコントロールのイベント

イベント	説明
Click	コントロールがクリックされたときに実行されます。
DblClick	コントロールがダブルクリックされたときに実行されます。