ツリービューコントロール

解説

ツリービューコントロールは、折りたたみ可能なノードを使用して階層構造に情報を表示するコントロールです。StandardエディションおよびPremiumエディションで使用できます。

使い方

ツリービューコントロールを使って、階層構造に情報を表示します。

デザイン時:

  1. TreeNodeEditorプロパティーのボタンをクリックし、[TreeNodeEditor]ダイアログを開きます。

  2. [TreeNodeEditor]ダイアログにてノードの追加や削除、並べ替えを行います。

  3. それぞれのノードの名前やテキストの設定を行った後、[TreeNodeEditor]ダイアログを閉じます。

[TreeNodeEditor]ダイアログの詳細は、以下を参照してください。
TreeNodeEditor プロパティー

実行時:
以下のプロパティーを使って、ノードの追加, 削除, 並べ替え, テキスト変更ができます。

  • AddNodeプロパティー
  • RemoveNodeプロパティー
  • Parentプロパティー
  • Textプロパティー
Function AddNode
    String parentNodeName$, childNodeName$
    parentNodeName$ = "Node1"
    childNodeName$ = "Node2"
    
    'ノードを追加します。
    GSet frmMain.TreeView1.AddNode, parentNodeName$
    GSet frmMain.TreeView1.AddNode, childNodeName$
    
    'ノードに表示する文字列を設定します。
    GSet frmMain.TreeView1.Text(parentNodeName$), "Node-1"
    GSet frmMain.TreeView1.Text(childNodeName$), "Node-2"
    
    'ノードの親子関係を設定します。(childNodeName$の親ノードをparentNodeName$に設定します。)
    GSet frmMain.TreeView1.Parent(childNodeName$), parentNodeName$
Fend

Function RemoveNode(nodeName$ As String)
    'ノードを削除します。(親ノードを削除すると、子ノードも削除されます。)
    GSet frmMain.TreeView1.RemoveNode, nodeName$
Fend

AddNodeファンクションを実行すると、以下の画面が表示されます。

TreeViewの応用例 (複数カテゴリの設定画面):

他のコントロールと組み合わせることで、複数のカテゴリに分かれた項目を設定する画面に応用できます。

  1. 以下のようにコントロールを配置します。
    • 左側:ツリービューコントロール
    • 中央:ウィザードコントロール
    • 右側:ボタンコントロール

  1. SelectedNodeChangedイベントを使用し、ツリービューコントロールで選択されているノードが変更されたら、ウィザードコントロールのページを切り替えます。
Function frmMain_TreeView1_SelectedNodeChanged(Sender$ As String, NodeName$ As String)
    Integer wizardIndex
    
    ' 選択されたノードに応じて、ウィザードコントロールの表示ページを切り替える
    Select NodeName$
        Case "TreeNode1"; wizardIndex = 0
        Case "TreeNode2"; wizardIndex = 1
        Case "TreeNode3"; wizardIndex = 2
        Case "TreeNode4"; wizardIndex = 3
        Case "TreeNode5"; wizardIndex = 4
        Case "TreeNode6"; wizardIndex = 5
    Send
    
    GSet frmMain.Wizard1.SelectedIndex, wizardIndex
Fend

ツリービューのプロパティー

プロパティー 説明
AddNode 指定したノードを追加します。(SPELプログラムからのみ有効)
BackColor コントロールの背景色を設定します。
デフォルト: Window
BorderStyle コントロールのボーダーのスタイルを設定します。
デフォルト:Fixed3D
Enabled コントロールを有効にするかを設定します。
デフォルト: True
EventTaskType イベントで起動するタスクタイプを設定します。
デフォルト:Normal
Font コントロールのテキストを表示するフォントを設定します。
デフォルト: Microsoft Sans Serif 8.25 pt
FontBold 現在のフォントを太字にします。
デフォルト: False
FontItalic 現在のフォントをイタリックにします。
デフォルト: False
FontName 現在のフォントの名前を設定します。
デフォルト: Microsoft Sans Serif
FontSize 現在のフォントのサイズをポイントで設定します。
デフォルト: 8.25
ForeColor コントロールのテキストの色を設定します。
デフォルト: WindowText
Height コントロールの高さをピクセル数で設定します。
Left コントロールの表示位置の左の座標をピクセル数で設定します。
Name コントロールの名前を設定します。
デフォルト:TreeViewXX
Parent 指定したノードの親を取得・設定します。(SPELプログラムからのみ有効)
RemoveNode 指定したノードを削除します。(SPELプログラムからのみ有効)
TabIndex コントロールのタブインデックスを設定します。
Text コントロールの表⽰テキストを設定します。デフォルト: 空⽩
ToolTipText コントロールのツールチップで表示されるテキストを設定します。
デフォルト: 空白
Top コントロールの表示位置の上の座標をピクセル数で設定します。指定したノードを削除します。(SPELプログラムからのみ有効)
TreeNodeEditor ノードの追加や削除および並び替えを行うためのツリーノードエディター画面を表示します。
Visible コントロールを表示するか、隠すかを設定します。
デフォルト: True
Width コントロールの幅をピクセル数で設定します。

ツリービューのイベント

イベント 説明
Click コントロールがクリックされたときに実行されます。
SelectedNodeChanged ノードの選択を変更した時に実行されます。