HealthRBAnalysis
あるサイクルのロボット動作に関して、指定した部品種別の使用可能月数をシミュレートし、表示します。
書式
HealthRBAnalysis ロボット番号, 部品種別[, 関節番号]
パラメーター
- ロボット番号
- ロボット番号を整数値 (1-16)で指定します。
- 部品種別
- ロボットに関する部品を整数値、または以下に示す定数で指定します。
定数 値 モード HEALTH_ROBOT_TYPE_ALL 0 全部品種別を指定します。 HEALTH_ROBOT_TYPE_BELT 2 ベルトを指定します。 HEALTH_ROBOT_TYPE_GREASE 3 グリスを指定します。 HEALTH_ROBOT_TYPE_MOTOR 4 モーターを指定します。 HEALTH_ROBOT_TYPE_GEAR 5 減速機を指定します。 HEALTH_ROBOT_TYPE_BALL_SCREW_SPLINE 6 ボールねじスプラインを指定します。 - 関節番号
- 関節を整数値 (1-6)で指定します。関節番号を指定しない場合は、全関節の値を返します。本コマンドは、付加軸に対しては使用できません。
解説
あるサイクルのロボット動作で、指定した部品種別の使用可能月数をシミュレートします。部品が新品の状態で24時間連続稼働した場合に何カ月使用できるか算出し、表示します。過去の使用状況は加味されません。
指定の部品種別が、指定した関節で未実装の場合には、-1を返します。
注意
- Autoモードでは、機能しません。
- ドライラン (仮想コントローラー含む)では、機能しません。
参照
HealthRBStart, HealthRBStop
HealthRBAnalysis使用例
スカラロボットの、全関節の全部品の使用可能月数を表示する例です。
> HealthRBAnalysis 1, HEALTH_ROBOT_TYPE_ALL
BELT -1.000, -1.000, 38.689, 95.226
GREASE -1.000, -1.000, 21.130, -1.000
MOTOR 240.000, 240.000, 240.000, 240.000
GEAR 240.000, 224.357, -1.000, -1.000
BALL_SCREW_SPLINE -1.000, -1.000, 240.000, -1.000
>
スカラロボットの、全関節の減速機の使用可能月数を表示する例です。
> HealthRBAnalysis 1, HEALTH_ROBOT_TYPE_GEAR
GEAR 240.000, 224.357, -1.000, -1.000
>
6軸ロボットの、第2関節のモーターの使用可能月数を表示する例です。
> HealthRBAnalysis 1, HEALTH_ROBOT_TYPE_MOTOR, 2
MOTOR 224.357
>