パラメーター調整手順
距離追従機能の精度は、使用するロボット機種, ロボット移動速度, 対象ワーク形状などにより異なります。
そのため、距離追従機能を使用する場合は、使用環境に応じたパラメーターを設定する必要があります。
また、距離追従機能の精度を上げるためには、パラメーターを調整し、最適値を設定する必要があります。
設定するパラメーターは、ProportionalGain, IntegralGain, DifferentialGainの3つです。これらは、AIO_TrackingStartのパラメーターです。
パラメーター調整手順では、図に示すような塗布アプリケーションで、平らな金属板をワークとして使用する場合を想定しています。
下図は、パラメーター調整の手順です。
開始時は、以下の状態です。
- ディスペンサー: 接続や設定が完了している
- レーザー変位計: アナログI/Oと接続できている
パラメーター調整のための事前準備、パラメーター調整の順に説明をします。
注意
本手順で説明するパラメーターは参考値です。設定したパラメーターや、動作環境によっては、作業が成功しない場合や、振動が発生する場合があります。
ロボットが、設定とは違う動作を行った場合は、すぐに非常停止ボタンを押してください。
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