AngleModeプロパティー
適用
ビジョンオブジェクト: Line, LineFinder
解説
検出された角度の出力形式を設定します。
用法
VGet Sequence.Object.AngleMode, var
VSet Sequence.Object.AngleMode, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
- var
- プロパティーの値を示す整数変数
- value
- プロパティーの新しい値を示す整数または式
値
- 1 - Default
- ビジョン定数: VISION_ANGLEMODE_DEFAULT
- 0から360(度)までの実数度で角度を出力します。
- 2 - UseAngleBase
- ビジョン定数: VISION_ANGLEMODE_USEANGLEBASE
- AngleBaseおよびDirectedプロパティーの設定により角度を出力します。
デフォルト: 1 - Default
詳細説明
1 - Default
従来と同じ0度から360度までの実数角度として出力します。このとき、DirectedおよびAngleBaseの設定値は使用しません。
2 - UseAngleBase
AngleBaseプロパティーで設定された基準角度を中心として、Directedプロパティーで設定された条件に基づき角度を出力します。
- Directedプロパティーが"True"のとき
-180度 + AngleBase ≤ 出力角度 ≤ 180度 + AngleBase - Directedプロパティーが"False"のとき
-90度+ AngleBase ≤ 出力角度 ≤ 90度 + AngleBase
例: 60度の線が検出されたとき、AngleBaseが0度として設定された場合に出力される角度です。
サーチの方向が左から右 | サーチの方向が右から左 | |
|---|---|---|
| AngleMode: Default | 60 | 240 |
AngleMode: UseAngleBase Directed: True | 60 | -120 |
AngleMode: UseAngleBase Directed: False | 60 | 60 |
(単位: 度)
LineやLine Finderオブジェクトは、オブジェクトの配置条件により同じ線であっても上図のように出力される角度が異なります。
左側については60度、右側については240度と出力されます。
Directedプロパティーが"True"のときは、オブジェクトの配置条件を加味し、さらにAngleBaseを基準とした角度を出力します。そのため左側については60度、右側については-120度と出力されます。
Directedプロパティーが"False"のときは、オブジェクトの配置条件に依存せずに角度を出力します。そのため、上図の場合は、オブジェクトの配置条件に関係なく、60度と出力されます。