AsyncMode プロパティー
適用
ビジョンシーケンス
解説
画像イメージを撮像後、シーケンス処理を実行する前にVRunコマンド実行状態から戻るかどうかを定義します。
用法
VGet Sequence.AsyncMode, var
VSet Sequence.AsyncMode, value
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- var
- プロパティーの値を示すBoolean変数
- value
- プロパティーの値の新しい値を示すBoolean型の値または式
値
- 0 - False: 画像イメージの取り込み後、シーケンス処理が完了した後にVRunが戻ります。
- -1 - True: 画像イメージの取り込み後、シーケンス処理を実行する前にVRunが戻ります。
デフォルト: True
詳細説明
AsyncModeプロパティーは画像イメージを取り込んだ後、シーケンス処理する前にVRunが戻るかどうかを選択できます。AsyncModeが"True"の場合、VRunは画像イメージを取り込んでSPEL+に戻ります。この場合、シーケンス処理はビジョンシステム内で処理されます。これはビジョンシーケンスを処理しているときに、ロボットを動かすことが可能となり、ロボットシステムのサイクルタイム改善が行える場合があります。シーケンス処理中に同じシーケンスに対してVRun、VGet、VSet、または他のビジョンコマンドを呼び出した場合、前のシーケンス処理が完了するまで待ってから実行します。
参照
VRun ステートメント