AutoRefMoveModeプロパティー

適用
ビジョンキャリブレーション

解説
キャリブレーション基準点の自動計算のときに、ロボットの動作方法に関わるモードを設定または返します。

用法

VGet  Calibration.AutoRefMoveMode, var
VSet  Calibration.AutoRefMoveMode, value
Calibration
キャリブレーション名かキャリブレーションを示す文字列変数
var
プロパティーの値を示す整数変数
value
プロパティーの新しい値を示す整数または式


  • 1 - Tool
    • ビジョン定数: VISION_AUTOREFMOVEMODE_TOOL
    • ロボットはツール0座標系で動作します。
  • 2 - Local
    • ビジョン定数: VISION_AUTOREFMOVEMODE_LOCAL
    • ロボットはローカル座標系で動作します。

デフォルト: 1 - Tool

詳細説明
Toolに設定した場合は、キャリブレーション基準点の自動計算のときに、ロボットはツール0座標系のXY平面で動作します。カメラは、光軸がツール0座標系のZ軸方向(第6 関節フランジ面に対して垂直方向)に対して概ね平行となるように取り付ける必要があります。

Localに設定した場合は、キャリブレーション基準点の自動計算のときに、ロボットはRobotLocalプロパティーで指定したローカル座標系のXY平面で動作します。Toolの場合と異なり、カメラは自由な角度で取り付けられます。ただし、ローカル座標系のXY平面がカメラの撮像面と概ね平行となるように、RobotLocalプロパティーで指定する必要があります。

参照
VCal ステートメント, AutoReference プロパティー, RobotLocal プロパティー