ツール
アイコンボタンをタップすると、各ツール画面が表示されます。
作業を行っている画面によって、表示されるアイコンが異なります。
I/Oモニター
[I/Oモニター]をタップすると、[I/Oモニター]画面が表示されます。
コントローラーのすべての入出力とメモリーI/Oをモニターします。
入力と出力を同時に表示できます。ビット, バイト, ワードの表示方法が選択できます。
ビット表示の場合、状態とI/Oラベルを表示します。
バイト、またはワード表示の場合は、値とラベルを表示します。
[16進表示]トグルスイッチをオンにすると、バイトとワードの値は、16進表示されます。スイッチをオフにすると、10進表示になります。
イネーブルスイッチをオンにしたまま、変更したいビットの[状態]をダブルタップすると、出力ビットのオン/オフを変更することができます。ただし、[テスト]画面から[I/Oモニター]画面を表示した場合は、オン/オフの変更はできません。
選択されているステータスは、入力の場合は常時更新されます。出力の場合は、出力ビットを変更した場合に更新されます。
I/Oラベルで検索ができます。検索文字列を入力し、検索ボタンをタップします。現在表示されているリストから検索を行います。
RC700-E/RC800-Aの場合、 [Safety基板]ボタンから安全I/Oのモニターを表示できます。
コマンドウィンドウ
[コマンドウィンドウ]をタップすると、[コマンドウィンドウ]画面が表示されます。
ロボットシステムでSPEL+コマンドを実行し、結果を確認できます。
プロンプト表示 (>)に続けて、ウィンドウにSPEL+コマンドと引数を入力します。ロボットの動作をともなうコマンドと、I/O出力に関するコマンドを実行するには、イネーブルスイッチをオンにした状態で、[Enter]キーをタップします。
イネーブルスイッチをオフすると動作を中止し、[コマンドウィンドウ]画面に戻ります。
ロボットの動作をともなうコマンドと、I/O出力に関するコマンド以外のコマンドは、イネーブルスイッチのオン/オフに関わらず[Enter]キーをタップすると、実行できます。
実行可能なコマンドについては、以下のマニュアルを参照してください。
“Epson RC+ SPEL+ ランゲージ リファレンス - Appendix A: SPEL+ コマンド使用条件一覧”
エラーが発生すると、エラーメッセージとエラー番号が表示されます。
矢印キーを使用して、履歴を表示し[Enter]キーをタップすると、コマンドを実行します。
コマンドは大文字、小文字どちらでも入力できます。
タスクモニター
[タスクモニター]をタップすると、[タスクモニター]画面が表示されます。
プログラム実行中にタスクの状態を監視することができます。操作はできません。
[タスクモニター]画面を起動すると、32の標準タスクと、11のトラップタスクの状況情報が表示されます。また、バックグラウンドタスクが有効の場合、16のバックグラウンドタスクの状況情報も表示されます。
項目 | 解説 |
---|---|
Task | 1 ~ 32までのタスク番号と、11のトラップタスク |
Name | タスクの名前 |
Status | タスクの状況: Run, Wait, Halt, Pause, Aborted, Finished |
Type | Normal : 通常のタスク NoPause : PauseステートメントやPause入力信号の発生時、およびセーフガード開状態で一時停止しないタスク NoEmgAbort : 非常停止時、およびエラー発生時に処理を継続するタスク |
Line | タスクの行番号 |
Function | タスクのファンクション名 |
Program | タスクのプログラム名 |
Start | タスクを開始した時刻 |
CPU | 各タスクのCPU負荷率 この機能は、ユーザー作成タスクの問題検出を補助するためのものです。 |
フォースモニター
[フォースモニター]をタップすると、[フォースモニター]画面が表示されます。
フォースの現在の値を表示します
項目 | 解説 |
---|---|
グラフ | 各値をグラフ表示します。 |
力 (N)FX, FY, FZ | Fx, Fy, Fzの力の値を表示します。 各軸の最終の値を表示します。チェックボックスがチェックされているデータがグラフ表示されます。 |
トルク (N・mm)TX, TY, TZ | Tx, Ty, Tz軸のトルクの値をグラフ表示します。 各軸の最終の値を表示します。チェックボックスがチェックされているデータがグラフ表示されます。 |
力のスケール | 力のグラフの縦軸のスケールを設定します。 |
トルクのスケール | トルクのグラフの縦軸のスケールを設定します。 |
時間のスケール | 力、およびトルクのグラフの横軸のスケールを設定します。 |
フォースモニターオブジェクト | 定義されているオブジェクト (番号, ラベル)のリストより選択します。フォースモニターオブジェクトを指定した場合は、フォース座標系の力とトルクが表示されます。 |
モニター開始 | グラフに現在の値を表示します。 |
力覚センサーリセット | 力、およびトルクの値を “0”にします。 |