リアルタイム動作指令の設定

以下の手順に従い、リアルタイム動作指令の設定を行います。

キーポイント


これらの設定を行うには、Epson RC+ 8.0 Ver8.1.1.0 以降が必要です。

  1. Epson RC+ 8.0メニュー - [セットアップ] - [システム設定]を選択し、[システム設定]ダイアログを表示します。 [コントローラー] - [リモート] - [リアルタイム動作指令]を選択します。

  2. パスワードを設定します。

  3. 各項目を設定します。

  4. [適用]ボタンをクリックして、新しい設定を保存した後、[閉じる]ボタンをクリックします。

    項目 解説
    ビルトインメッセージ用ポート番号 ビルトインメッセージ用のポート番号を指定します。 (任意)
    デフォルト値からポート番号を変更したい場合にご使用ください。 (*1)
    ユーザーデータ用ポート番号 ユーザーデータ用のポート番号を指定します。 (任意)
    デフォルト値からポート番号を変更したい場合にご使用ください。 (*1)
    パスワード パスワードを設定します。 (任意)
    16文字まで設定可能です。文字の入力がない場合、文字入力なしの状態がパスワードとして適用されます。
    セキュア通信有効化 コントローラーと外部装置間の通信をセキュア化する場合に、チェックを入れます。 (任意)
    認証局の証明書 (*2) コントローラーにインポートする認証局の証明書ファイルを設定します。 (*3)
    コントローラー署名証明書 (*2) コントローラーにインポートするコントローラーの署名証明書ファイルを設定します。 (*3)
    設定するファイルは、[認証局の証明書]に当該する認証局に署名されている必要があります。
    秘密鍵 (*2) コントーラーにインポートする秘密鍵ファイルを設定します。 (*3)
    これは、[コントローラー署名証明書]とペアでインポートする必要があります。
    署名済みガバナンスドキュメント (*2) コントローラーにインポートするガバナンスドキュメントファイルを設定します。 (*3)
    これは、インポートした[認証局の証明書]に当該する認証局に署名されている必要があります。
    署名済みパーミッションドキュメント (*2) コントローラーにインポートするパーミッションドキュメントファイルを設定します。 (*3)
    これは、インポートした[認証局の証明書]に当該する認証局に署名されている必要があります。
    デフォルト 以下の項目がデフォルトの値になります。
    • ビルトインメッセージ用ポート番号
    • ユーザーデータ用ポート番号
    • パスワード
    ファイル削除 コントローラーにインポートされた以下のファイルを削除します。
    • 認証局の証明書
    • コントローラーの署名証明書
    • 秘密鍵
    • 署名済みガバナンスドキュメント
    • 署名済みパーミッションドキュメント

    *1: リアルタイム動作指令の通信では、ユーザーデータとメタデータを別々のポートにて通信を行います。

    *2: [セキュア通信有効化]にチェックを入れた場合、コントローラーにインポートしたファイルが適用されます。また、[認証居の証明書]、[コントローラーの署名証明書]、[秘密鍵]で設定するファイルは、OpenSSLを利用して生成してください。[署名済みガバナンスドキュメント]と[署名済みパーミッションドキュメント]の署名前のファイルは、以下のURLのcreate_secfile.pyを実行すると生成されます。OpenSSLを使用して、このファイルを署名し、ご利用ください。

    https://github.com/Epson-Robots/rtmc-client-library/script (opens new window)

    また、このスクリプトファイルを実行すると、以下のフォルダが作成され、必要なセキュアファイルが生成されます。本スクリプトで生成されたセキュアファイルを、本画面の設定項目で使用する際には、コントローラー用のセキュアファイルをご利用ください。

    番号 ファイル名 説明
    1 ca_cert_example.pem プライベート認証局の自己署名証明書
    (Linux PCアプリケーションとコントローラーの両方で利用)
    ca_private_key_example.pem プライベート認証局の秘密鍵
    2 client_cert_example.pem Linux PCアプリケーション用の署名証明書
    client_private_key_example.pem Linux PCアプリケーション用の秘密鍵
    client_governance_example.smime Linux PCアプリケーション用のガバナンスドキュメント
    client_permissions_example.smime Linux PCアプリケーション用のパーミッションドキュメント
    3 rc_cert_example.pem コントローラー用の署名証明書
    rc_private_key_example.pem コントローラー用の秘密鍵
    rc_governance_example.smime コントローラー用のガバナンスドキュメント
    rc_permissions_example.smime コントローラー用のパーミッションドキュメント

    OpenSSLは、オープンソースソフトウェアです。詳細は、OpenSSLのWebページを参照してください。

    *3: [セキュア通信有効化]にチェックを入れた場合に、設定が必要になります。チェックを入れない場合は、設定不要です。