アームに取りつけた負荷の質量

カメラやエアバルブなどをアームに取りつける場合は、その質量をシャフトの等価質量に換算し、シャフトに取りつけた負荷の質量に加算して「ハンド質量」パラメーターを設定します。

等価質量の計算式

アーム2の根元に取りつける場合: WM=M×(LM+L1)2/(L1+L2)2

アーム2の先端に取りつける場合: WM=M×(LM)2/(L2)2

  • WM: 等価質量
  • M: カメラなどの質量
  • L1: アーム1長さ
  • L2: アーム2長さ
  • LM: 第2関節回転中心からカメラなどの重心までの距離

[例]

負荷質量W=1 kgをつけたLA6-Aのアーム先端 (第2関節回転中心から375 mmとする)に、1 kgのカメラをつけた場合の「ハンド質量」パラメーターを算出します。

M=1

L1=325

L2=275

LM=375

WM=1×(375+325)2/(325+275)2=1.36

(小数点以下二桁まで切り上げ)

W+WM=1+1.36=2.36

[ハンド質量]パラメーターに"2.36"を設定します。

記号 説明
a シャフト
b カメラ全体の質量
c 第2関節