ATCLR
関節の実効トルクをクリアし、初期化します。
書式
ATCLR [関節指定1 [, 関節指定2 [, 関節指定3 [, 関節指定4 [, 関節指定5 [, 関節指定6 [, 関節指定7 [, 関節指定8 [, 関節指定9]]]]]]]]]
パラメーター
- 関節指定1 -関節指定9
- 関節番号を整数値または式で指定します。パラメーターを指定しない場合は、全関節の実効トルク値がクリアされます。
付加軸のS軸は8、T軸は9になります。存在しない関節番号を指定した場合、エラーが発生します。
解説
ATCLRは指定した関節の実効トルク値をクリアします。
ATRQ実行前に、必ずATCLRを実行してください。
ATCLR使用例
[例1]
全関節の実効トルク値をクリアしたのち、指定した関節番号のトルク値を表示させるコマンド実行例です。
> atclr
> go p1
> atrq 1
0.028
> atrq
0.028 0.008
0.029 0.009
0.000 0.000
>
[例2] 垂直多関節ロボットにおいて、J1, J4, J5の実効トルク値をクリアしたのち、指定した関節番号のトルク値を表示させるコマンド実行例です。
> atclr 4, 1, 5
> go p1
> ptrq 1
0.227
> ptrq 4
0.083