VTrain ステートメント
適用
ビジョンオブジェクト: Blob、Correlation、Edge、Frame、Geometric、Polar、ImageOp、Line、Point、Contour
解説
VTrainは、オブジェクトのサーチウィンドウやモデルウィンドウを、SPEL+ プログラムから登録します。
用法
VTrain Sequence [.Object], var [, flags ]
- Sequence
- シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
- Object
- オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。省略可能で、省略すると全シーケンスを登録します。
- var
- 返される状態を示す整数変数
- flags
- VTrain操作をBit値で設定します。省略可能です。
- Bit 0 :1=ティーチボタンを表示します。
- Bit 1 :1=モデルウィンドウを表示しません。
値
状態をvarで返します。
[OK]ボタンをクリックすると、varの値は「1」を、教示が失敗した場合は「0」を示します。
詳細説明
Vtrainを呼び出す前に、シーケンスが存在していなければなりません。Object を指定するときは、そのオブジェクトもVTrainを呼び出す前に指定されたシーケンス内に存在していなければなりません。VTrainが実行されると、指定されたシーケンスまたはオブジェクトとライブ映像がダイアログに表示されます。Vision Guideウィンドウで行うように、サーチウィンドウやモデルウィンドウを移動したり、サイズ変更したりすることができます。
flagsのBit0 が 1に設定されたときは、ティーチボタンが表示されます。モデルがあるオブジェクト(Correlation、Geometric、Polar)の場合は、ティーチボタンをクリックするとモデルが教示されます。モデルが教示されたかどうかは、VTrain実行後にModelOKプロパティーをチェックすることができます。BlobとImageOpオブジェクトの場合、操作を「Binarize (2値化する)」に設定してあれば、ティーチボタンをクリックすると、ヒストグラムダイアログが表示されるので、しきい値の上限と下限を調整し、変化を表示で確認します。
flagsのBit1 が 1に設定されたときは、モデルウィンドウは表示されません。変更は、サーチウィンドウのみで行ってください。
モデルがあるオブジェクトの場合、ティーチボタンが非表示の場合は、VTrainでモデルを登録してからVTeachを呼び出します。
VTrainを実行した後は、必ずVSaveを呼び出し、新しい設定を保存してください。
← VTeach ステートメント X →