RC90, RC700, T, VTシリーズの場合

機能名称 初期設定 内容 入力受付条件(*1)
Start 0 SelProgで選択しているファンクションを実行 (*2) (*13)

Ready出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

SelProg1 1 実行するMainファンクション番号指定 (*2)
SelProg2 2
SelProg4 3
SelProg8 未設定
SelProg16 未設定
SelProg32 未設定
Stop 4 すべてのタスクと命令を中断
Pause 5 全タスクを一時停止 (*3) Running出力 オン
Continue 6 一時停止中のタスクを継続実行

Paused出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

Reset 7 非常停止解除とエラー解除 (*4) Ready出力 オン
Shutdown 未設定 システムを終了
ForcePowerLow 未設定

強制ローパワー機能として動作

ロボットはローパワーで動作

コマンドなどでのPower High制御を受けつけない

コントローラーの環境設定の設定により、以下の動作を実行

すべてのタスクと命令の停止、または一時停止 (*12)

常時

AutoMode出力がオフでも本入力は受けつけられます。

SelRobot 未設定 MotorsOn, AtHome, PowerHigh, MCalReqdの出力条件を変更 (*9)

SelRobot1

SelRobot2

SelRobot4

SelRobot8

SelRobot16

未設定 コマンド実行するロボット番号指定 (*5)
SetMotorsOn 未設定 ロボットのモーターをオン(*5) (*6)

Ready出力 オン

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

SetMotorsOff入力 オフ

SetMotorsOff 未設定 ロボットのモーターをオフ(*5) Ready出力 オン
SetPowerHigh 未設定 ロボットのパワーモードをHighに設定 (*5)

Ready出力 オン

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

SetPowerLow入力 オフ

SetPowerLow 未設定 ロボットのパワーモードをLowに設定 (*5) Ready出力 オン
Home 未設定 ロボットアームをユーザー定義のホーム位置まで移動

Ready出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

MotorsOn 出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

MCal 未設定 MCalを実行 (*5) (*7)

Ready出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

MotorsOn 出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

Recover 未設定 安全扉が閉められた後、安全扉開放時の位置への復帰動作を実行 (*8)

Paused出力 オン

Error出力 オフ

EStopOn出力 オフ

SafeguardOn出力 オフ

EStopOff出力 オン

RecoverReqd出力 オン

Pause入力 オフ

Stop入力 オフ

ExtCmdSet 未設定

拡張リモートIOコマンドです。

詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

"リモートコントロールリファレンス - 使用するリモートI/O"

ExtRespGet 未設定
ExtCmdReset 未設定
ResetAlarm 未設定 アラーム解除 (*11) (*14)

SelAlarm1

SelAlarm2

SelAlarm4

SelAlarm8

未設定 アラーム解除するアラーム番号指定 (*10) (*14)
ALIVE 未設定

コントローラーの死活監視を行うための入力信号

入力と同じ信号が出力側ALIVEに出力されます。マスター機器は周期的に入力を切り替え、出力される信号をチェックすることで、コントローラーの死活監視を行うことができます。

ExtCmd_0-15 未設定

拡張リモートIOコマンドです。

詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

"リモートコントロールリファレンス - 使用するリモートI/O"

ExtCmd_16-31 未設定
ExtCmd_32-47 未設定
ExtCmd_48-63 未設定
ExtCmd_64-79 未設定
ExtCmd_80-95 未設定
ExtCmd_96-111 未設定
ExtCmd_112-127 未設定

*1: "AutoMode出力オン"は、すべてに共通な入力受付条件なため、記載を省略してあります。

*2: "Start入力"は、"SelProg1, 2, 4, 8, 16, 32"の6ビットで指定されたファンクションが実行されます。

ファンクション名 SelProg1 SelProg2 SelProg4 SelProg8 SelProg16 SelProg32
Main 0 0 0 0 0 0
Main1 1 0 0 0 0 0
Main2 0 1 0 0 0 0
Main3 1 1 0 0 0 0
Main60 0 0 1 1 1 1
Main61 1 0 1 1 1 1
Main62 0 1 1 1 1 1
Main63 1 1 1 1 1 1

0=OFF, 1=ON

*3: "NoPauseタスク", "NoEmgAbortタスク"は一時停止しません。詳細は、ヘルプ、または以下のマニュアルを参照してください。

"SPEL+ランゲージリファレンス - Pause"

*4: I/O出力のオフやロボットパラメーターの初期化も行われます。詳細は、ヘルプ、または以下のマニュアルを参照してください。

"SPEL+ランゲージリファレンス - Reset"

*5: コントローラーに複数台のロボットが接続されている場合は、"SelRobot1, 2, 4, 8, 16"の5ビットで指定された値が、ロボット番号に該当します。

ロボット番号 SelRobot1 SelRobot2 SelRobot4 SelRobot8 SelRobot16
0(All) 0 0 0 0 0
1 1 0 0 0 0
2 0 1 0 0 0
3 1 1 0 0 0
13 1 0 1 1 0
14 0 1 1 1 0
15 1 1 1 1 0
16 0 0 0 0 1

0=OFF, 1=ON

*6: ロボットパラメーターの初期化も行われます。

詳細は、ヘルプ、または以下のマニュアルを参照してください。

"SPEL+ランゲージリファレンス - Motor"

*7: 詳細は、ヘルプ、または以下のマニュアルを参照してください。

"SPEL+ランゲージリファレンス - MCal"

*8: 上級者向けの入力です。入力の仕様を十分理解した上で使用してください。

本入力に対しては、CmdRunning出力、およびCmdError出力は変化しません。

"NoEmgAbortタスク"は中断しません。

入力がオンからオフに変化した場合も、すべてのタスクと命令を中断します。

*9: MotorsOn, AtHome, PowerHigh, MCalReqdの出力条件の切り替えを行います。

SelRobot-SelRobot16で条件の選択を行い、この信号をセットすることにより、出力条件を切り替えます。

1度選択を行うと、再度切り替えを行うか、コントローラーの電源がオフされるか、再起動されるまで、条件は保持されます。デフォルトは、全ロボット選択です。

*10: "SelAlarm1, 2, 4, 8"の4ビットで指定された値が、アラーム番号に該当します。

アラーム番号 アラーム対象 SelAlarm1 SelAlarm2 SelAlarm4 SelAlarm8
1 コントローラーバッテリー 1 0 0 0
2 CUに接続されているロボットのバッテリー 0 1 0 0
3 CUに接続されているロボットのグリス 1 1 0 0
4 DU1に接続されているロボットのバッテリー 0 0 1 0
5 DU1に接続されているロボットのグリス 1 0 1 0
6 DU2に接続されているロボットのバッテリー 0 1 1 0
7 DU2に接続されているロボットのグリス 1 1 1 0
8 DU3に接続されているロボットのバッテリー 0 0 0 1
9 DU3に接続されているロボットのグリス 1 0 0 1

0=OFF, 1=ON

グリスアップの対象は、以下の通りです。

  • 6軸ロボット: 第6関節の傘歯車
  • スカラロボット, RS シリーズ: 第3関節のボールねじスプラインユニット

*11: SelAlarm1-SelAlarm8で条件の選択を行い、この信号をセットすることにより、指定のアラームを解除します。

*12: コントローラー環境設定の設定値により、すべてのタスクと命令、ロボットのパワーモード、PowerHighコマンドの動作を実行します。

  • 環境設定(1): "ForcePowerLow信号OFFでLowパワー"
  • 環境設定(2): "ForcePowerLow信号変化時、タスクを一時停止する"

コントローラーの環境設定については、以下を参照してください。

[セットアップ] - [システム設定] - [コントローラー] - [環境設定]

環境設定 (1) 環境設定 (2) ForcePowerLow信号変化 すべてのタスクと命令 ロボットのパワーモード PowerHighコマンド
0 0 1→0 停止 Lowのみ 受けつける
0 0 0→1 停止 Lowのみ 受けつけない
0 1 1→0 動作継続 High/Low 受けつける
0 1 0→1 一時停止 Lowのみ 受けつけない
1 0 1→0 停止 Lowのみ 受けつけない
1 0 0→1 停止 Lowのみ 受けつける
1 1 1→0 一時停止 Lowのみ 受けつけない
1 1 0→1 動作継続 High/Low 受けつける

*13: SPEL+プログラムのRestart命令とリモート入力のStart信号を同じタイミングで実行しないでください。プログラムを2重で実行すると、2503エラーが発生する可能性があります。

*14: ファームウェアバージョン 7.5.3.x 以降の場合: 部品消耗管理のワーニング解除はResetAlarmではできません。