ホッパーの調整方法
ホッパーの調整方法の例を説明します。
ホッパー (Gen.1)の調整方法
ホッパーおよびフィーダーの設置および接続は完了しているものとします。
- パーツフィーディングダイアログで[キャリブレーション]を選択し、[キャリブレーション&テスト]をクリックします。
ホッパータブを選択します。
ホッパーに最適投入パーツ数の5~10倍のパーツを投入します。最適投入パーツ数は[最適投入パーツ数]タブで確認できます。
テストと調整画面では、振動時間のみ調整できます。振動振幅はホッパーコントローラーで手動調整します。
- パーツの投入スピードが一定になるように、ホッパーコントローラーの振動振幅ダイアルを少しずつ大きくします。[実行]ボタンを押したときに適切な数のパーツが供給されるように振動時間を調整します。
ホッパー (Gen.1)はPF_Hopper, PF_OutputOnOffコマンドを使って制御できます。どちらのコマンドも同じ動作をします。
ホッパー (Gen.1)を2台接続する場合は、PF_Outputコマンドを使用します。
コマンドの例は以下を参照してください。
Part Feeding SPEL+ コマンドリファレンス
テスト手順
- ホッパーにパーツを投入します。
- [実行]ボタンをクリックします。
- 最適な数のパーツが供給されているか確認します。
必要に応じてパラメーターを調整し、パーツをホッパーに戻し、再度[実行]ボタンをクリックします。
ホッパー (Gen.2)の調整方法
ホッパーおよびフィーダーの設置および接続は完了しているものとします。
- パーツフィーディングダイアログで[キャリブレーション]を選択し、[キャリブレーション&テスト]をクリックします。
ホッパータブを選択します。
ホッパーに最適投入パーツ数の5~10倍のパーツを投入します。最適投入パーツ数は[最適投入パーツ数]タブで確認できます。
テストと調整画面では、振動振幅と振動時間が調整できます。
- ホッパーからのパーツの投入スピードが一定になるように、振動振幅を調整します。[Run]ボタンを押したときに適切な数のパーツが供給されるように振動時間を調整します。
ホッパー (Gen.2)はPF_Hopperコマンドを使って制御できます。
コマンドの例は以下を参照してください。
Part Feeding SPEL+ コマンドリファレンス
以下の表で推奨される振動振幅の最大値を超える値を設定すると、コントローラーが目標とする振幅に到達しなくなります。ホッパーが空になるにつれて、振動振幅が大きくなります。
キーポイント
- 振動振幅と振動時間を調整する前にキャリブレーションを実施します。詳細は以下のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 オプション Part Feeding 8.0 Hopper編" - ホッパー (Gen.2)はスマートセンサーを内蔵しており、振動振幅を調整します。ホッパーが現在のパーツ量を検知し、パーツを安定して供給するために振動振幅を自動で調整します。
ホッパーS (1L/2L)の最大振動振幅
パーツ量 | 振動振幅推奨値 |
---|---|
< 0.5 kg | 100%以下 |
< 1 kg | 75%以下 |
< 1.5 kg | 50%以下 |
< 2 kg | 25%以下 |
ホッパーM (3L/7L)の最大振動振幅
パーツ量 | 振動振幅推奨値 |
---|---|
< 4 kg | 100%以下 |
< 6 kg | 75%以下 |
< 9 kg | 50%以下 |
< 12 kg | 25%以下 |
ホッパーL (14L)の最大振動振幅
パーツ量 | 振動振幅推奨値 |
---|---|
< 5 kg | 100%以下 |
< 10 kg | 75%以下 |
< 15 kg | 50%以下 |
< 20 kg | 25%以下 |
テスト手順
- ホッパーにパーツを投入します。
- [実行]ボタンをクリックします。
- 最適な数のパーツが供給されているか確認します。
必要に応じてパラメーターを調整し、パーツをホッパーに戻し、再度[実行]ボタンをクリックします。
IF-80ホッパーの調整方法
IF-80はホッパー一体型です。以下にホッパーの調整例を説明します。
ホッパーのキャリブレーションを実施します。詳細は以下を参照してください。
ホッパー - テストと調整
プログラムを修正します。IF-80ホッパーはPF_Hopper, PF_OutputOnOffコマンドを使って制御できます。どちらのコマンドも同じ動作をします。PF_Hopperコマンドはホッパー (Gen.1)、ホッパー (Gen.2)、IF-80すべてのタイプのホッパーに対応しています。
コマンドについての詳細は、以下を参照してください。
Part Feeding SPEL+ コマンドリファレンス