キャリブレーション&テスト

キャリブレーション&テストを実行すると、以下の作業ができます。

  • フィーダーのキャリブレーション
  • フィーダーパラメーターの調整
  • フィーダーの動作テスト

はじめに、左側のタブから調整したいフィーダーの動作を選択します。

各タブの説明

タブ 説明 キャリブレーション必須 / 任意
パーツ領域 パーツ領域のキャリブレーションを実行します。 必須
最適投入パーツ数 最適投入パーツ数の調整を行います。 任意
セパレーション セパレーション(パーツを分散させる動作)の調整や、テストを行います。 任意
フリップ&セパレーション

フリップ(パーツの姿勢を変える動作)とセパレーション(パーツを分散させる動作)の調整や、テストを行います。

フリップが有効な場合(「全般」を参照)に表示されます。

任意
センタリング センタリング(パーツを集約する動作)の調整や、テストを行います。 任意
領域

ピック領域(パーツエリアを指定してピックするときの、パーツの移動動作)の調整や、テストを行います。

ピック画面(「ピック」を参照)で、パーツエリアをA, B, C, D領域のいずれかを選択した場合に表示されます。

任意
シフト シフト(パーツの移動動作)の調整やテストを行います。 任意
ホッパー ホッパーの調整、テストをします。IF-80を使用している、またはホッパーを接続しているときに表示されます。 (なし)
パージ

パージ(パーツをフィーダーから排出する動作)の調整(IF-80のみ)やテストを行います。

パージ画面(「パージ」を参照)で、パージを有効にした場合に表示されます。

任意

キーポイント


新規登録時は、[パーツ領域]タブと、[ホッパー]タブ以外は、選択できません。

はじめに[パーツ領域]タブを選択し、キャリブレーションを実施してください。

“ピック領域”を選択している場合: “領域”の自動キャリブレーションを実行してください。

IF-80 を使用していて、パージを “有効”にしている場合: “パージ”の自動キャリブレーションを実行してください。

自動キャリブレーションを行わない場合、デフォルト値が使用されます。

ボタンの機能

ボタン 説明
閉じる ウィンドウを閉じます。
実行 / 中断 現在の画面のキャリブレーションまたはテストを開始します。実行中は、表示が“中断”に変わります。[中断]ボタンをクリックすると、現在実行中の動作が中断されます。
適用 変更を保存します。
元に戻す 変更した値を元に戻します。
デフォルト 選択中の画面の値をデフォルト値に戻します。

バックライト

オン / オフ

フィーダーのバックライトを、点灯または消灯させます。

(I/O モニター)

I/Oモニターを起動します。

カスタム照明などの制御に使用します。

(ジョグ動作)

ロボットをジョグ送り動作するウィンドウを表示します。

モバイルカメラを画像取り込み位置に移動するときに使用します。

キーポイント


安全扉を使用した装置で、[実行]ボタンをクリックして動作中に安全扉を開けた場合、フィーダーの動作は停止します。ウィザード画面は変化しません。

この場合、[中断]ボタンをクリックしてキャリブレーションを中断し、安全扉を閉じて再度キャリブレーションを開始してください。

準備

  • フィーダーキャリブレーションの対象となるパーツを準備してください。
    パーツは、ある程度の数量が必要です。数量は、以下を参照してください。
    最適投入パーツ数

  • モバイルカメラを使用する場合:
    [ジョグ動作]ボタンをクリックしロボットを画像取り込み位置に動かします。

  • IO制御のカスタム照明を使用する場合:
    ウィザードの中で表示される[I/O モニター]ボタンをクリックして、照明を点灯させてください。

  • 新規登録時:
    最初に “パーツ領域”キャリブレーションを実施してください。
    [パーツ領域]タブを選択し、[実行]ボタンをクリックしてキャリブレーションを実施します。