Cnv_Adjust
コンベヤーに対する追従遅れ補正値を取得する動作を実施するかを設定します。
書式
Cnv_Adjust コンベヤー番号 , On | Off
パラメーター
- コンベヤー番号
- コンベヤーの番号を式または数値 (1~16)で指定します。
- On | Off
- コンベヤートラッキングの追従遅れ補正値を取得する動作に設定する場合には、"On"を、取得しない動作にする場合には"Off"を指定します。
解説
コンベヤートラッキングの追従遅れ補正値を取得する動作を実行するかを設定します。
Cnv_Adjustを"On"にした状態でCnv_QueGet関数を実行すること補正値を取得する動作が実施されます。ワークをピッキングする場合は、Cnv_Adjustを"Off"に設定してCnv_QueGet関数を実行します。
Cnv_Adjustを"On"にした場合、補正値を取得後に必ず"Off"にしてください。
Cnv_Adjust は直線コンベヤーでのみ使用可能です。円形コンベヤーでは使用できません。円形コンベヤーの場合は、"On"に設定しても補正値は取得されません。
取得した補正値は、コントローラーの電源をオフにすることでクリアされ、コントローラーの電源オン時は、初期値 "0"が設定されます。そのため、補正値取得後にprint Cnv_AdjustGetで補正値を返し、プログラムのCnv_QueGet実行前にCnv_AdjustSetで補正値を設定してください。
注意
このコマンドは、コンベヤートラッキングオプションがインストールされている場合のみ使用できます。
参照
Cnv_AdjustGet関数, Cnv_AdjustSet, Cnv_AdjustClear, Cnv_QueGet関数
Cnv_Adjust使用例
Cnv_Adjust 1, On
Jump Cnv_QueGet(1)
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Cnv_Adjust 1, Off