Radius プロパティー

適用
ビジョンオブジェクト: ArcInspector、Edge、Polar

解説
オブジェクトの中心点から、オブジェクトの検索リング外側までの距離を定義します。(下図: Polarオブジェクト)

記号 説明
a オブジェクトの検索リング外側までの距離
b 厚さ

用法

VGet  Sequence.Object.Radius, var
VSet  Sequence.Object.Radius, value
Sequence
シーケンス名かシーケンス名を示す文字列変数
Object
オブジェクト名かオブジェクト名を示す文字列変数。オブジェクトは指定されたシーケンスに存在していなければなりません。
value
プロパティーの新しい値を示す整数値または式
var
プロパティーの値を示す整数変数


オブジェクトの中心点から、オブジェクトの検索リング外側までの距離(単位:ピクセル)

デフォルト: 50

詳細説明
このプロパティーはオブジェクトの半径を設定します。

Polarサーチオブジェクトは、基本的に円形形状の画像を処理するためにあります。Radiusプロパティーは、Polarオブジェクトに使われるリングのサイズを定義します。Radiusプロパティーは、ThicknessプロパティーとともにPolarオブジェクトのサーチウィンドウのサイズを定義します。

Polarオブジェクト検索に必要なサイズは、Polarオブジェクトを何に使うのかによって決めます。例えば、ギア歯車の歯の検査に用いる場合には、Polarオブジェクトのサイズを、検査するギア歯車よりやや大きめに設定します。しかし、画像の指定パーツの角度を検出するのにPolarオブジェクトを使うような場合は、それよりも小さいサイズで十分です。Polarオブジェクトのサーチウィンドウは小さいほど、Polarサーチの実行時間は短くなります。

参照
CenterPointObject プロパティー, CenterX プロパティー, CenterY プロパティー, Edgeオブジェクト, Polarオブジェクト, Thickness プロパティー