コマンド 850: ベース座標系の定義

ベース座標系を定義します。

コマンド書式

bit 名称 説明
引数1 15 座標選択

設定座標を指定

0=X

1=Y

2=Z

3=U

4=V

5=W

14
1
0
bit 名称 説明
引数2 15

指定座標

上位ワード

座標値 (実数)を1000倍して32ビット整数に変換して指定

X, Y, Z = mm

U, V, W = deg

上位側16ビット

14
1
0
bit 名称 説明
引数3 15

指定座標

下位ワード

座標値 (実数)を1000倍して32ビット整数に変換して指定

X, Y, Z = mm

U, V, W = deg

下位側16ビット

14
1
0

応答書式

以下を参照して下さい。

応答コード

解説

ベース座標系の定義を、座標ごとに行います。

座標の順番の誤りや途中で他のコマンドが発行されると、その時点で受け取った値はキャンセルされ異常応答が返されます。

  • スカラロボット: X, Y, Z, Uを設定
  • 6軸ロボット: X, Y, Z, U, V, Wを設定

設定値は、小数点以下第3位までを有効とする固定小数点データとして返されます。

また、設定値が負数の場合は2の補数で指定します。

使用例

ベース座標系の原点を、X軸100mm、Y軸100mm地点に定義

コマンド 応答

0352H 0000H 0001H 86A0H

0352H 0001H 0001H 86A0H

0352H 0002H 0000H 0000H

0352H 0003H 0000H 0000H

0352H 0004H 0000H 0000H

0352H 0005H 0000H 0000H

0352H 0000H 0000H

0352H 0000H 0000H

0352H 0000H 0000H

0352H 0000H 0000H

0352H 0000H 0000H

0352H 0000H 0000H