SysErr関数

最新のエラーステータス、またはワーニングステータスを返します。

書式
SysErr [(情報番号)]

パラメーター

情報番号
エラーコード、またはワーニングコードのどちらを取得するかを整数値で指定します。(省略可)0: エラーコード (省略時)1: ワーニングコード

戻り値
コントローラーのエラーコード、またはワーニングコードを整数値で返します。

解説
本関数は、NoEmgAbortタスク(Xqt時に、NoEmgAbortを指定して開始された特別なタスク)とバックグラウンドタスクでのみ使用します。

コントローラーのエラーコード, ワーニングコードとはLCDに表示されているエラーコード, ワーニングコードです。

エラーやワーニングが発生してない場合は "0"を返します。

参照
ErrMsg$関数, ErrorOn関数, Trap (システム状態トリガー), Xqt

SysErr関数使用例
下記例は、コントローラーがエラー状態になるのを監視し、エラーが発生した場合、エラー番号に応じてI/Oをオンオフするプログラムです。

注意


  • Forcedフラグ

    本プログラム例では、On/Off命令にForcedフラグを指定しています。

    エラー発生中、および、非常停止中や安全扉開時にI/O出力が変化するのでシステム設計上の注意が必要です。

  • エラー発生後の処理

    本例のように、エラーが発生し、必要な処理をした後、速やかにタスクは終了するようにしてください。


Function main

Xqt ErrorMonitor, NoEmgAbort
:
:
Fend

Function ErrorMonitor
  Wait ErrorOn
  If 4000 < SysErr Then
    Print "Mortion Error = ", SysErr
    Off 10, Forced
    On 12, Forced
  Else
    Print "Other Error = ", SysErr
    Off 11, Forced
    On 13, Forced
  EndIf

Fend