インピーダンステスター
注意
力覚センサー, 座標変換, 重力補償の設定を誤った状態でインピーダンステストを実行すると、意図しない動作を行うことがあります。十分に注意して設定し、動作確認を行ってからインピーダンステストを実行してください。
設定や動作確認についての詳細は、次のマニュアルを参照してください。
"Epson RC+ オプション Force Guide"
[ジョグ&ティーチ]画面からインピーダンステストモードへ移行します。
始めに、インピーダンステストを実行するための事前設定の確認を行います。
[ジョグ&ティーチ]画面で、[Shift]を押してから[▲]キーを押すと、次の画面が表示されます。
力覚センサーが未接続、またはロボットと力覚センサーが関連づけられていない場合:
[OK]キーを押すと、[ジョグ&ティーチ]画面に戻ります。
ロボットと力覚センサーが関連づけられている場合:
力覚センサーより先のハンドやワークが、何かに接触していると、力覚センサーに対して外力が加わってしまうため、接触していないことをユーザーに確認します。
[Guide]キー : この画面のキー操作ガイドを表示します。
次のどちらかの操作を行います。
外力が加わっていないと判断した場合:
[OK]キーを押します。
次の画面に移行します。
外力が加わっていると判断した場合:
[Cancel]キーを押します。
[ジョグ&ティーチ]画面に戻ります。
マスプロパティーオブジェクトを正しく設定していないと、力制御は重力の影響を受けて意図しない動きをすることがあります。マスプロパティーオブジェクトを正しく設定していることをユーザーに確認します。
[Guide]キー : この画面のキー操作ガイドを表示します。
次のどちらかの操作を行います。
マスプロパティーオブジェクトが設定済みの場合:
[OK]キーを押します。
[インピーダンステスター]画面に移行します。
マスプロパティーオブジェクトが未設定の場合:
[Cancel]キーを押します。
[ジョグ&ティーチ]画面に戻ります。
注意
インピーダンステスターは、必ず外力のない状態で開始してください。
インピーダンステスター開始時に力覚センサーを自動的にリセットします。外力がある状態でインピーダンステスターを実行し力覚センサーがリセットされた場合、外力が加わった状態が"0"となります。そのため、かかっていた外力がなくなったとき、実際には力が加わっていなくても力覚センサーは力を検出します。
この状態でインピーダンステストを実行すると、ロボットが意図しない動作を行うことがあります。十分に注意してください。
[インピーダンステスター]画面
| 画面状態 | 解説 | 例 (上記画面の場合) |
|---|---|---|
| Impedance Tester | 画面のタイトル | |
| ■ | モーター状態 ■ : オン / 非表示 : オフ | オン |
| RB01 | ロボット番号 | ロボット1を選択 |
| FS1 | 力覚センサー番号 | 力覚センサー1を選択 |
| T00 | Tool番号 | Tool0番を選択 |
| L00 | Local番号 | Local0番を選択 |
| A00 | Arm番号 | Arm0番を選択 |
| FC001 | フォースコントロール オブジェクト(FC)番号 | フォースコントロールオブジェクト1番を選択 |
| MP01 | マスプロパティー オブジェクト(MP)番号 | マスプロパティーオブジェクト1番を選択 |
| P000 | ポイント番号 | ポイント0番を選択 |
| キー操作 | 解説 |
|---|---|
| OK | [ジョグ&ティーチ]画面に戻ります。 |
| Cancel | [ジョグ&ティーチ]画面に戻ります。 |
| Reset | Resetを実行します。 |
| Motor | モーターをオンオフします。 |
| Teach | ティーチを実行します。 |
| Save | ポイントファイルを保存します。 詳細は以下を参照してください。 |
| Load | ポイントファイルを読み込みます。 詳細は以下を参照してください。 |
| ▲ / ▼ | ポイント番号を+1, -1します。 |
| ◀ / ▶ | ポイント番号を-10, +10します。 |
| Local | Local番号入力モードに切り替えます。 |
| Tool | Tool番号入力モードに切り替えます。 |
| Arm | Arm番号入力モードに切り替えます。 |
| Guide | キー操作ガイドを表示します。 |
| F1 | [センサーリセット]画面に移行します。 |
| F2 | フォースコントロールオブジェクト番号入力モードに切り替えます。 |
| F3 | マスプロパティーオブジェクト番号入力モードに切り替えます。 |
| F4 | [動作コマンド]画面に移行します。 詳細は以下を参照してください。 ([F5]キーを押したとき、[インピーダンステスター]画面に戻ります。) |
| F5 | [ジョグ&ティーチ]画面に戻ります。 |
| F6 | [I/Oコマンド]画面に遷移します。 詳細は以下を参照してください。 ([F5]キーを押したとき、[インピーダンステスター]画面に戻ります。) |
| F10 | ポイント番入力モードに切り替えます。 |
← ロボットを変更する エラー状態を解除する →