Tx_TargetForce, Ty_TargetForce, Tz_TargetForce プロパティー
適用
フォースコントロールオブジェクト FC#
解説
フォース座標の回転方向の指定軸における目標トルクを設定、または返します。
即時実行
いいえ
用法
FGet Object.XX_TargetForce, rVar
FSet Object.XX_TargetForce, rValue
Object
オブジェクト名
オブジェクトは、FC(数値), FC(ラベル)のどちらかとして指定します。XX
プロパティー名を示す文字列rVar
プロパティーの値を示す実数型変数rValue
プロパティーの新しい値を示す実数値、または式
値
XX
指定軸 | 説明 |
---|---|
Tx | 回転方向のX軸を指定します。 |
Ty | 回転方向のY軸を指定します。 |
Tz | 回転方向のZ軸を指定します。 |
rValue (単位: [N・mm])
値 | |
---|---|
最小値 | 力覚センサーの負の定格検出力 |
最大値 | 力覚センサーの正の定格検出力 |
デフォルト: 0
詳細説明
フォース座標の回転方向の指定軸における目標トルクを設定、または返します。
目標トルクに、“0”を設定して力制御機能を実行した場合、ロボットは力が“0”になるように動くため、外力に倣う動作ができます。
目標トルクを設定して力制御機能を利用する場合に、十分に時間が経過しても目標力に到達しないことがあります。この場合に正確に力を目標値に一致させたい場合は、TargetForcePriorityModeプロパティーを有効にしてください。ただし、TargetForcePriorityModeを有効にすると、力制御の仮想弾性係数, 仮想粘性係数, 仮想慣性係数が設定値通りに動かなくなり、動作が遅くなる場合があります。
使用例
Txに、仮想弾性係数, 仮想粘性係数, 仮想慣性係数, 目標トルクを設定して、力制御機能を入れた動作を行なう例です。
FSet FCS1.Orientation, FG_TOOL
FSet FC1.CoordinateSystem, FCS1
FSet FC1.Enabled, False, False, False, True, False, False
FSet FC1.Tx_Spring, 20000
FSet FC1.Tx_Damper, 8000
FSet FC1.Tx_Mass, 10000
FSet FC1.Tx_TargetForce, 0.1
FCKeep FC1, 5
参照
フォースコントロールオブジェクトFC#