Tx_LPF_TimeConstant, Ty_LPF_TimeConstant, Tz_LPF_TimeConstant プロパティー
適用
フォーストリガーオブジェクト FT#, フォースモニターオブジェクト FM#
解説
フォース座標の回転方向の指定軸に適用されるローパスフィルターの時定数を設定、または返します。
即時実行
いいえ
用法
FGet Object.XX_LPF_TimeConstant, rVar
FSet Object.XX_LPF_TimeConstant, rValue
Object
オブジェクト名
オブジェクトは、FT(数値), FT(ラベル), FM(数値), FM(ラベル)のいずれかとして指定します。XX
プロパティー名を示す文字列rVar
プロパティーの値を示す実数変数rValue
プロパティーの新しい値を示す実数、または式
値
XX
指定軸 | 説明 |
---|---|
Tx | 回転方向のX軸を指定します。 |
Ty | 回転方向のY軸を指定します。 |
Tz | 回転方向のZ軸を指定します。 |
rValue (単位: [sec])
値 | |
---|---|
最小値 | 0.002 |
最大値 | 5 |
デフォルト: 0.01
詳細説明
フォーストリガー機能、およびフォースモニター機能の回転方向の指定軸におけるローパスフィルターの時定数を 設定、または返します。
ローパスフィルターの時定数は、ステップ入力を与えた場合に、入力値の1-e-1 (約63.2%)へ到達するのにかかる時間です。
時定数を大きくすると、信号のノイズ成分をより低減することができますが、速い信号変化への追従性がより悪くなります。
ローパスフィルターは、AvgForcesステータス, PeakForcesステータス, フォーストリガー機能, フォースモニターに適用され、Forcesステータスには適用されません。
使用例
Txにローパスフィルターを設定して、力データを取得する例です。
Function GetPeakForceTest
Real myPeakForce
FSet FCS1.Orientation, FG_TOOL
FSet FM1.CoordinateSystem, FCS1
FSet FM1.Tx_LPF_Enabled, True
FSet FM1.Tx_LPF_TimeConstant, 0.02
FSet FM1.PeakForceClear, True, True, True, True, True, True
Wait 10
FGet FM1.Tx_PeakForce, myPeakForce
Print myPeakForce
Fend
参照
フォーストリガーオブジェクトFT#, フォースモニターオブジェクトFM#