Tx_Levels, Ty_Levels, Tz_Levels プロパティー

適用
フォーストリガーオブジェクトFT#

解説
回転方向の指定軸のトルクの下側閾値と上側閾値を 設定、または返します。

即時実行
いいえ

用法
FGet Object.XX_Levels, rArray()
FSet Object.XX_Levels, rValueL, rValueU

  • Object
    オブジェクト名
    オブジェクトは、FT(数値), FT(ラベル)のどちらかとして指定します。

  • XX
    プロパティー名を示す文字列

  • rArray()
    プロパティーの値を示す要素数が、2以上の実数配列変数

  • rValueL
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式

  • rValueU
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式


XX

指定軸 説明
Tx 回転方向のX軸を指定します。
Ty 回転方向のY軸を指定します。
Tz 回転方向のZ軸を指定します。

rArray()

要素番号 要素番号定数
0 FG_ LOWERLEVEL
1 FG_ UPPERLEVEL

rValueL (単位: [N・mm])

最小値 -100000(デフォルト)
最大値 100000

rValueU (単位: [N・mm])

最小値 -100000
最大値 100000(デフォルト)

詳細説明
XX_Levelsは、回転方向の指定軸のトルクの下側閾値と上側閾値を設定、または返します。
rValueLが、下側閾値です。rValueUは、上側閾値です。rValueL < rValueUの関係となるようにしてください。
エラーチェックや作業完了条件などに使用します。

使用例
Tx方向のトルクが下側閾値以下、上側閾値以上だとエラー停止させる例です。

Function SettingLevels
  FSet FT1.Enabled, False, False, False, True, False, False, False, False
  FSet FT1.Tx_Polarity, FG_OUT
  FSet FT1.Tx_Levels, -5000, 5000
  Trap 1, FT1 Call ForceError
Fend

Function ForceError
  AbortMotion All
Fend

参照
フォーストリガーオブジェクトFT#