TMove ステートメント

解説
現在のツール座標系で、力制御機能を有効にしたオフセット直線補間動作を実行します。

用法
TMove P# [FC#] [ROT] [CP] [CF] [Till | Find ] [ ! 並列処理! ] [SYNC]

  • P#
    動作の目標位置を示すポイントデータを指定します。

  • FC#
    フォースコントロールオブジェクトを指定します。

  • CF
    力制御機能を継続します。省略可能です。

詳細説明
通常のTMove命令に、フォースコントロールオブジェクトをパラメーターとして付加することで、力制御機能を有効にしたTMove動作を行います。
TMove動作の詳細は、下記マニュアルを参照してください。
"Epson RC+ 8.0 SPEL+ ランゲージリファレンス" TMove
力制御機能に関する詳細は、以下を参照してください。
Move ステートメント

使用例
力制御機能を有効にしたTMove動作を実行する簡単なプログラム例です。
この例では、ツール座標系のX軸方向に力制御機能が有効になった状態で、TMoveを実行します。

Function ForceTMoveTest
  FSet FCS1.Orientation, FG_TOOL   ' フォース座標データの設定

  FSet FC1.CoordinateSystem, FCS1  ' フォース座標データを指定
  FSet FC1.Fx_Spring, 0            ' Fxの仮想弾性係数を設定
  FSet FC1.Fx_Damper, 1            ' Fxの仮想粘性係数を設定
  FSet FC1.Fx_Mass, 10             ' Fxの仮想慣性係数を設定
  FSet FC1.Fx_Enabled, True        ' Fxの力制御機能を有効に設定

  TMove XY(100,0,0,0) FC1          ' 力制御機能を有効にしたTMove動作
Fend

参照
TMove, Move, フォースコントロールオブジェクトFC#