表裏のあるパーツ
表裏があるパーツで、いずれか1方を取得したい場合に、以下のように設定します。
ビジョンシーケンス
以下を参照し、同様に作成します。
単純なパーツビジョンオブジェクト
- パーツの表面を検出するオブジェクト (例: Geometric)を1つ登録します。
- パーツの裏面を検出するオブジェクト (例: Geometric)を1つ登録します。
例: 表裏判別を行いたい場合、Geometricを2つ作成します。(Geom01表検出用、Geom02裏検出用)
Geometricのプロパティー設定例は以下のとおりです。
プロパティー | 設定方法 |
---|---|
Accept | パーツを確実に検出できるよう設定します。 |
NumberToFind | Allにします。 |
SearchWindow | プラットフォームの内周に合わせます。 |
ModelWindow | パーツの外周に合わせ、パーツをティーチングします。 |
キーポイント
Geometric や Correlationオブジェクトを使用する場合、Timeout プロパティーを、シーケンスを実行するのに通常かかる時間よりも少しだけ長く設定することが有効です。設定しない場合、処理時間が最大2000ミリ秒 (デフォルト)かかることがあります。
例:
Geometric オブジェクトで NumberToFind = 9を設定
多数のパーツが存在
VRunを実行
→ ビジョン時間は 75ミリ秒 (例)
NumberToFind = Allに設定
VRunを実行
→ ビジョン時間は 約2000ミリ秒 (タイムアウト)
Timeout プロパティーを100ミリ秒に設定
VRunを実行
→ ビジョン時間は 約100ミリ秒 (タイムアウト)
このように、時間がかかるアプリケーションでは、タイムアウトを正しく設定することが重要です。