FlangeOffset プロパティー

適用
ロボットオブジェクト Robot

解説
Tool 0 (TCP0, J6フランジ)座標系における力覚センサーの位置姿勢を設定、または返します。

用法
FGet Robot.FlangOffset, rArray()
FSet Robot.FlangOffset, rValueX, rValueY, rValueZ, rValueU, rValueV, rValueW

  • rArray()
    プロパティーの値を示す最大要素数が6以上の実数配列変数
  • rValueX
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式
  • rValueY
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式
  • rValueZ
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式
  • rValueU
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式
  • rValueV
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式
  • rValueW
    プロパティーの新しい値を示す実数値、または式


rArray()

要素番号 要素番号定数 内容
0 FG_X 位置関係のX成分
1 FG_Y 位置関係のY成分
2 FG_Z 位置関係のZ成分
3 FG_U 位置関係のU成分
4 FG_V 位置関係のV成分
5 FG_W 位置関係のW成分

rValueX, rValueY, rValueZ

項目
最小値 -2000
最大値 2000

rValueU, rValueV, rValueW

項目
最小値 -360
最大値 360

(RC800シリーズコントローラー デフォルト)

ロボット機種 センサー機種 取付方法

(rValueX, rValueY, rValueZ,

rValueU, rValueV, rValueW)

GX4 , GX8シリーズ S2503, S2506 全て (0, 0, -22, 180, 0, 180)
GX10, GX20シリーズ S25010 (0, 0, -24, 180, 0, 180)

(RC700シリーズコントローラー デフォルト)

ロボット機種 センサー機種 取付方法

(rValueX, rValueY, rValueZ,

rValueU, rValueV, rValueW)

C4シリーズ S250N 架台取付 (0, 0, 5, 0, 0, 0)
天井取付 (0, 0, 5, 180, 0, 0)
C8シリーズ S250L, S250P 架台取付 (0, 0, 5, 0, 0, 0)
天井取付 (0, 0, 5, 180, 0, 0)
壁取付 (0, 0, 5, 0, 0, 0)
C12シリーズ S250L 架台取付 (0, 0, 5, 0, 0, 0)
N2シリーズ S250H 架台取付 (0, 0, 5, 0, 0, 0)
天井取付 (0, 0, 5, 180, 0, 0)
N6シリーズ SH250LH 架台取付 (0, 0, 0, 0, 0, 0)
天井取付 (0, 0, 0, 180, 0, 0)
G3, G6, GX4, GX8シリーズ S2503, S2506 全て (0, 0, -22, 180, 0, 180)
G10, G20, GX10, GX20シリーズ S25010 (0, 0, -24, 180, 0, 180)
RSシリーズ S2503 (0, 0, -22, 180, 0, 180)

詳細説明
Tool 0座標系における力覚センサーの底面中心の位置姿勢を設定、または返します。
Tool 0と力覚センサーの位置関係が変化した場合に使用します。設定をあやまると、センサー値が想定した座標系で取得することができなくなるため、正確に設定し、フォース機能を使用してください。

使用例
ロボット1のTool 0と力覚センサーの位置関係を設定する例です。(Z軸方向に10 mm)

> Robot 1
> FSet Robot.FlangeOffset, 0, 0, 10, 0, 0, 0

参照
ロボットオブジェクト Robot