コマンド 2150: マニピュレーターの現在位置を取得

マニピュレーターの現在位置の情報を取得します。

コマンド書式

bit 名称 説明
引数1 15 予約 0を設定
6
5 形式

取得する形式を選択

0: World

1: Joint

2: Pulse

3: フラグ

4
3 予約 0を設定
2 軸選択

取得する座標または軸を指定

*形式に “フラグ”を選択した場合は、0を指定

[形式: World]

1: X座標

2: Y座標

3: Z座標

4: U座標

5: V座標

6: W座標

[形式: Joint or Pulse]

1: 第1軸

2: 第2軸

3: 第3軸

4: 第4軸

5: 第5軸

6: 第6軸

1
0

応答書式

取得するデータの形式により、応答データの書式はかわります。

取得する形式がWorld, Joint, Pulseのいずれか

bit 名称 説明
応答1 15

位置

上位ワード

位置の上位ワード (16ビット)が返される
14
1
0
bit 名称 説明
応答2 15

位置

下位ワード

位置の下位ワード (16ビット)が返される
14
1
0

World or Jointが選択された場合

位置情報(実数)を1000倍して32ビット整数に変換値を設定

負数の場合は、2の補数形式で設定

  • World選択時:
    X, Y, Z = mm
    U, V, W = deg

  • Joint選択時:
    直動関節 単位: mm
    回転関節 単位: deg

  • Pulse選択時:
    パルス値 (補正なしの32ビット整数)で設定

取得する形式がフラグ指定の場合

bit 名称 説明
応答1 15 予約 0を設定
3
2 手首姿勢

0 = NoFlip

1 = Flip

*6軸ロボットのみ有効

1 肘姿勢

0 = Above

1 = Below

*6軸ロボットのみ有効

0 ハンド姿勢

0 = Lefty

1 = Righty

bit 名称 説明
応答2 15 ローカル番号 ローカル番号が返される
14
1
0
bit 名称 説明
応答3 15 J4flag

J4flagの状態が返される

0 = J4F0

1 = J4F1

*6軸ロボットのみ有効

14
1
0
bit 名称 説明
応答4 15 J6flag

J6flagの状態が返される

0 = J6F0

127 = J6F127

*6軸ロボットのみ有効

14
1
0

解説

現在のマニピュレーターの位置に関する情報を取得します。ただし、マニピュレーターが動作していない場合にだけ、実行できます。

引数1で取得する情報の選択を行います。

例えば、位置情報を取得する場合は、形式でWorld, Joint, Pulseのいずれかを選択し、さらに軸を選択し、コマンドを発行します。

全ての情報を取得するには、複数回コマンドを発行してください。

使用例

WorldでY軸の座標を取得

Yの座標は100.002 mm

コマンド 応答
0866H 0002H 0866H 0001H 86A2H