[I/O モニター] (ツールメニュー)

: Ctrl+I

I/Oモニターウィンドウは、コントローラーのすべての入出力とメモリーI/Oをモニターします。最大5画面 (標準画面3画面とユーザー画面2画面)を並べて表示できます。

ユーザー画面表示では、監視したい入力, 出力, メモリーを自由に組み合わせられます。

  • [I/Oラベルエディター]で定義したラベルが、各ビット, バイト, ワードの横に表示されます。
  • [I/Oモニター]では、選択されているステータスが、常に更新されます。
  • I/O ラベルエディターでコメントが入力された場合、マウスカーソルを乗せると、コメントがツールチップに表示されます。
  • 状態ボタンをダブルクリックし、出力ビットをオン, オフすることもできます。
  • バイトやワードの値を指定することで、複数のビットの状態をまとめて変更できます。

I/O モニターを開く

次のいずれかの方法で、I/Oモニターを表示します。

  • Epson RC+ 8.0メニュー - [ツール] - [I/Oモニター]を選択
  • ツールバーの  [I/Oモニター]ボタンをクリック
  • キーボードの[Ctrl] + [I]キーを押す

項目 解説
標準画面、またはユーザー画面を追加します。
ラベルを検索し、見つかった行にカーソルを移動します。
状態 ([ビット]選択時)

LED表示をダブルクリックし、出力をオン/オフします。

仮想I/Oが動作中の場合、状態列のLED表示をダブルクリックし、入力, 出力ビットをオン, オフできます。

: オン : オフ

値 ([バイト], [ワード]選択時) 各ビットの状態をバイト、ワード単位でまとめた値を表示します。
ラベル付きのみ表示 ラベルが定義されたI/Oのみ表示します。
16進数表示 [16進数表示]ボックスをチェックすると、バイトやワードの値を16進数で表示します。
変更 [変更]ボックスをチェックすると、値を変更することができます。バイト, ワードのみ使用できます。
取得 ([変更]選択時) 現在のI/O状態, 値を取得します。
設定 ([変更]選択時) 変更した値を設定します。

ヒント


アクティブな画面でビット, バイト, ワードの番号を入力すると、その行へカーソルを移動できます。

I/O モニターの使用

  • 表示画面の追加

    I/Oモニターウィンドウは、最大5画面 (標準画面3画面とユーザー画面2画面)を並べて表示できます。デフォルトは、標準画面が2つです。画面を追加するには、ウィンドウの右上の[+]ボタンをクリックします。

  • 画面の分割

    グリッド上部の分割バーを下にドラッグすると、グリッドを2つのスクロールに分割できます。

ユーザー画面の使用

  1. [ユーザー画面]タブを選択します。

ヒント


  • ユーザー画面が表示されない場合は、ウィンドウの右上の[+]ボタンをクリックして選択します。
  • ユーザー画面のタブで右クリックすると、タブの名前を変更できます。
  1. [追加]ボタンをクリックし、新しい行を追加します。
  2. タイプ列をクリックし、I/Oの種類を選択します。
  3. ポート列をクリックし、ポート番号を選択します。
  4. 行を追加する場合、手順(2)から(4)を繰り返します。
    • [適用]: 変更を保存します。
    • [削除]: 行を削除します。
    • [元に戻す]: 変更をキャンセルします。

表示の名前を変更

ユーザー画面タブの名前が変更できます。

  1. [ユーザー画面]タブを選択します。表示されない場合は、ウィンドウの右上の[+]ボタンをクリックして選択します。

  2. [ユーザー画面]タブを右クリックして、[リネーム]をクリックします。

  3. ユーザー画面のリネームが表示されます。新しい名前を入力し、[OK]をクリックします。

Safety基板モニターの使用

[Safety基板]タブを選択します。Safety基板のI/Oの状態が表示されます。

キーポイント


  • Safety基板モニターを表示するためには、Safety基板を搭載したコントローラーに、Epson RC+ を接続してください。

    安全機能の設定については、以下のマニュアルを参照してください。

    "ロボットコントローラー安全機能マニュアル"

  • Safety基板I/O モニターでは、以下のことはできません:

    • 出力のオン/オフ
    • ユーザー画面表示
    • タブ名のリネーム

Safety基板モニターシグナルと状態

シグナル 状態 備考
入力 SAFETY_IN1, SAFETY_IN2, SAFETY_IN3, SAFETY_IN4, SAFETY_IN5, ESTOP_IN 安全入力の信号レベル
  • High: LED表示オン
  • Low: LED表示オフ
安全入力信号は負論理 (Active Low) です。
出力 SAFETY_OUT1, SAFETY_OUT2, SAFETY_OUT3 安全出力の信号レベル
  • High: LED表示オン
  • Low: LED表示オフ
安全出力信号は負論理 (Active Low) です。
状態 STO 安全トルクオフ状態
  • STO: LED表示オン
  • 非STO: LED表示オフ
STOの要因についてはシステムヒストリーを参照してください。
SLS_1, SLS_2, SLS_3 安全速度監視
  • 有効: LED表示オン
  • 無効: LED表示オフ
監視速度違反についてはシステムヒストリーを参照してください。
SLP_A, SLP_B, SLP_C 安全位置監視
  • 有効: LED表示オン
  • 無効: LED表示オフ
監視位置違反についてはシステムヒストリーを参照してください。
SLP_J ソフト軸制限
  • 有効: LED表示オン
  • 無効: LED表示オフ
ソフト軸制限は、TEACHモード以外のときに常に有効です。
FAIL Safety基板の故障検知
  • 故障: LED表示オン
  • 正常: LED表示オフ
故障情報についてはシステムヒストリーを参照してください。

キーポイント


PG基板モニターの使用は、以下のマニュアルを参照してください。

"PGモーションシステム - PG信号状態表示"