[タスクマネージャー] (ツールメニュー)

: Ctrl+T

タスクマネージャーダイアログでは、タスクをHalt (一時停止), Resume (継続実行), Quit (終了)します。

タスクマネージャーを起動する

次の方法のいずれかでタスクマネージャーを開きます。

  • Epson RC+ 8.0メニュー - [ツール] - [タスクマネージャー]を選択
  • Ctrl+T
  • ツールバーの [タスクマネージャー]ボタンをクリック

項目 解説
タスク 1から32までのタスク番号, 65から80までのバックグランドタスク, 11トラップタスク
タスク名 ファンクション名
状態 タスクの状況: Run, Wait, Halt, Pause, Aborted, Finished
タイプ タスクのタイプ
  • Normal: 通常のタスク
  • NoPause: PauseステートメントやPause入力信号の発生時、および安全扉開状態で一時停止しないタスク
  • NoEmgAbort: 非常停止時、およびエラー発生時に処理を継続するタスク
行番号 タスクの行番号
ファンクション タスクのファンクション名
プログラム タスクのプログラム名
開始時刻 タスクを開始した日時
終了時刻 タスクが終了した日時
CPU 各タスクのCPU負荷率ユーザー作成タスクの問題検出を補助するための機能です。
Halt 選択されたタスクを一時停止します。[Resume]ボタンで継続実行することができます。タスクが実行中 (状態がRun)のときは、[Halt]ボタンが有効になります。Haltを実行すると、[Resume]ボタンが有効になります。Haltをともなう動作コマンドを実行すると、タスクがHalt状態になる前に動作は完了します。指定されたタスクがNoPauseタイプ, NoEmgAbortタイプの場合も、タスクを一時停止します。
Resume [Halt]ボタンで、タスクを一時停止状態にした後、[Resume]ボタンをクリックし、一時停止したタスクを継続実行します。確認ダイアログが表示されます。
Quit タスクを完全に終了します。Quitコマンドを実行すると、タスクを再開できません。タスクを再開するには、プログラムや実行画面からタスクを実行してください。指定されたタスクがNoPauseタイプ, NoEmgAbortタイプの場合も、タスクを完全に停止します。
Pause 一時停止可能なタスクを一時停止します。一時停止の後、[Cont]か、[Stop]を使用してください。NoPauseタイプ, NoEmgAbortタイプは、一時停止しません。
Cont [Pause]ボタンにより一時停止しているすべてのタスクを継続実行します。
Stop すべてのタスクを中断します。

操作

タスクマネージャーを起動すると、32の標準タスクと11のトラップタスクの状況情報が表示されます。また、バックグラウンドタスクが有効の場合、16のバックグラウンドタスクの状況情報も表示されます。各タスクには、8つの項目があります。すべての列と行を表示するには、スクロールバーを使用するか、ウィンドウのサイズを調整してください。

以下の例1では、標準入力I/Oビットポート1がONするまでループする構造となっています。

Sw()は、タスクスイッチは行われない命令であるので、このタスクが処理を占有してしまいます。他のユーザータスクやコントローラーのシステム全体へのパフォーマンスに影響を与えてしまう、結果となります。このようなタスクを特定するためにCPU負荷率表示を利用してください。

制約事項

表示される値は、精度を保証するものではありません。計測方法の制約上、いくぶんかの誤差を含んでいます。正しく作成されたプログラムの負荷率は極わずかな負荷率となります。また、例2のようなプログラムでは、命令は他のシステムタスクで実行されるため、負荷率は"0"が表示されます。

例1:

Function main
  Do
    Do
      If  Sw(1) = On Then Exit Do
    Loop
    Go P(0)
  Loop
Fend

例2:

Function main
  Do
    Print "TEST"
  Loop
Fend

タスクをHalt (一時停止), Step (ステップ), Walk, Resume (継続実行)する

実行中のタスクを選択すると、[Halt]ボタンは有効になります。

[Halt]ボタンをクリックして、選択したタスクを一時停止します。

タスクが一時停止すると、ソースコードが表示され、次に実行する行が示されます。[Resume]ボタンをクリックし、継続実行します。(Epson RC+ 8.0メニュー - [実行] - [ステップイン]、または[ステップオーバー]、または[Walk]を実行することもできます。)

タスクをPause (一時停止), Cont (継続実行)する

Pauseは、一時停止可能なすべてのタスクを一時停止します。

[Pause]ボタンをクリックして、一時停止可能なすべてのタスクを一時停止します。ロボットはすぐに減速して停止します。

Pause実行後、[Cont]ボタンをクリックして、一時停止中のタスクを再開します。

実行列にソースコードを表示する

タスク行を選択します。右クリックし、[行ジャンプ]を選択します。プログラムエディターが現在の実行列に表示されます。