NoPause, NoEmgAbortタスクの仕様

イベントとタスクの挙動

イベント タスクタイプ
通常 (Normal) NoPause NoEmgAbort
Pause命令, Pause入力, 一時停止ボタン 一時停止 継続 *1 継続
安全扉開 一時停止 *2 継続 *1 *2 継続
自動運転中のエラー発生 中断 中断 継続
プログラムモード中のエラー発生 一時停止 一時停止 継続
非常停止 中断 中断 継続
中断ボタン, Stop入力 中断 中断 中断
Halt命令, Haltボタン 一時停止 一時停止 一時停止
ブレークポイント 一時停止 一時停止 一時停止
ティーチモードへの切替 中断 中断 中断

*1 ロボットを動作中の場合は、ロボットが一時停止するため、タスクも一時停止します。

*2 [セットアップ] - [システム設定] - [コントローラー] - [環境設定] - [非常停止で出力ポートをOFF]ボックスがチェックされている場合、安全扉開で通常タスクとNoPauseタスクは中断します。

タスクの生成方法

  • 通常(Normal): Xqt命令でタスクタイプを指定しない。または、タスクタイプにNormalを指定

    Xqt NormalTask
    Xqt NormalTask, Normal
    
  • NoPause: Xqt命令でタスクタイプにNoPauseを指定

    Xqt NoPauseTask, NoPause
    
  • NoEmgAbort: Xqt命令でタスクタイプにNoEmgAbortを指定

    Xqt NoEmgAbortTask, NoEmgAbort
    

タスク生成後にタスクのタイプを変更することはできません。

プログラム実行で最初に生成される main ~ main63 は、必ず通常のタスクとして生成されます。

Trap Xqtで生成されるタスクは、イベントの種類によりタスクのタイプが決定します。

詳細は、ヘルプ、または以下のマニュアルを参照してください。

"SPEL+ランゲージリファレンス - Trap"

タスクで実行できるコマンドの制限

  • 通常(Normal): 制限はありません

  • NoPause: 制限はありません

  • NoEmgAbort: 以下のようなコマンドは実行できません

    • ロボット動作に関するコマンド
    • ビジョンに関するコマンド
    • Reset, Xqt, Trap など

    詳細は、ヘルプ、または以下のマニュアルを参照してください。

    "SPEL+ランゲージリファレンス - Xqt"