OLRate メソッド
解説
指定関節の過負荷率を返します。
書式
Function OLRate (JointNumber As Integer) As Single
パラメーター
- JointNumber
軸番号を示す整数値 (範囲: 1~ ロボットの関節数)
戻り値
指定された関節の過負荷率を返します。戻り値は、0.0~2.0です。
コメント
OLRateは、サイクルが関節に過剰な負担をかけていないかチェックします。負荷の多いサイクルで使用すると温度や電流がサーボエラーの原因となることがあります。OLRate で、ロボットがサーボエラーの起きやすい状態にあるかどうか、チェックします。
サイクル運転中、OLRateをモニターする別のタスクを実行します。もし、OLRateが1.0を超える関節があれば、サーボエラーが起きます。
サーボエラーは、負荷が過剰になったときが最も発生しやすくなります。テストサイクル時にOLRate を使って、速度や加減速度設定を確認し、実使用時にサーボエラーが発生しないよう予防的措置をとることができます。
有効値を得るために、本メソッドはロボットの動作中に実行してください。
適正な負荷の状態では、本メソッドを使用することはありません。
OLRate 使用例
VB 例:
Dim data As Single
data = m_spel.OLRate(1)
C# 例:
float data;
data = m_spel.OLRate(1);